動物と科学に関するagrisearchのブックマーク (1,715)

  • 「竜脚類は植物食」歯化石の傷を立体分析、恐竜で初解明 早稲田大など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    竜脚類の恐竜が植物をべていたことを、歯の化石の傷を立体的に分析して裏付けた。早稲田大学などの研究グループが発表した。これまでは歯や顎の形から推測されてきたが、岩手県久慈市で見つかった化石から、初めて客観的な証拠を得たという。べ物で歯が摩耗した痕跡を3次元で調べる手法を、恐竜に初適用。恐竜のべ物の物性を客観的に示したのは、世界初という。 竜脚類は首と尾が非常に長く四足で歩く恐竜で、植物と推定されてきた。ただ現在、似た形の動物がいないなどの事情で、決め手を欠いていた。 そこで研究グループは、べ物により歯が擦れ、歯に微小な摩耗痕ができることに着目した。久慈市の中生代白亜紀の約9000万年前の地層から見つかった、竜脚類の歯の化石8の先端の摩耗痕を、顕微鏡を使って立体的に測定。得られたデータを卵、肉、昆虫、植物、藻類、果実などさまざまな物をべる現生のトカゲのものと比べ、べ物の硬さを

    「竜脚類は植物食」歯化石の傷を立体分析、恐竜で初解明 早稲田大など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    agrisearch
    agrisearch 2022/07/29
    「竜脚類は首と尾が非常に長く四本足で歩く恐竜で、植物食と推定されてきた。ただ現在、似た形の動物がいないなどの事情で、決め手を欠いていた」
  • 肉食のネコがなぜマタタビをなめ、かむのか、岩手大などが解明

    ネコがマタタビの葉をなめたりかんだりすることで、蚊を遠ざけるマタタビの性質を強め、しかも同時にネコ自身をマタタビにより強く反応させることが分かった、と岩手大学など日英の研究グループが発表した。成果は身近な動物の行動の謎を解き、さらに蚊を避ける薬の開発に役立つ可能性もあるという。 ネコはマタタビを見つけると(1)葉をなめたり、(2)かんだり、(3)顔や頭をこすり付けたり、(4)葉の上でゴロゴロと転がったりする。10分程度続いた後は数時間、マタタビに全く興味を示さなくなる(岩手大学提供) ネコは、なめたりかんだり、顔や頭をこすり付けたり転がったりして、マタタビにじゃれつく。1950年代の研究で、ネコが化学物質「マタタビラクトン」の仲間を嗅ぐためとされた。これに対し研究グループは昨年、ネコが反応する最も強力な物質が「ネペタラクトール」であることを発見。これに蚊を避ける効果があり、じゃれると蚊に刺

    肉食のネコがなぜマタタビをなめ、かむのか、岩手大などが解明
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    agrisearch 2022/07/26
    「ネコは、マタタビとキャットニップの蚊をよける成分を最も効果的に利用できるような行動や、有効成分をよく感じられる嗅覚を獲得してきたと考えられる」
  • 疑惑の化石で論文が撤回された恐竜「槍の神」 ブラジルに返還へ

    白亜紀のブラジルに暮らしていた小さな羽毛恐竜が、原産国から持ち出された重要な化石を返還するキャンペーンの主役になっている。(ILLUSTRATION BY BOB NICHOLLS, PALEOCREATIONS.COM) これは古生物学にとって画期的な決定になるかもしれない。ドイツ当局が他に類を見ない羽毛恐竜の化石をブラジルに返還すると発表した。 この恐竜は1億年以上前のブラジルに暮らし、「ウビラジャラ・ジュバトゥス(Ubirajara jubatus)」と名付けられた。先史時代に存在したどの生物とも異なり、肩から槍のような長い羽毛が突き出ていた。現代の鳥と同じように、社会的地位を争うため、あるいは求愛行動のために使われていた可能性が高い。このよく目立つ羽毛が名前の由来だ。ウビラジャラはブラジルの先住民トゥピ族の言葉で「槍の神」を意味する。 この発見は2020年末に学術誌に発表され、高く

    疑惑の化石で論文が撤回された恐竜「槍の神」 ブラジルに返還へ
  • 失われた指先を爪がどう再生させるのか | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    マウスの研究から、爪の根元には幹細胞があり、これが部分的に切断された指先を再生させることが明らかになった。 この再生に使われるタンパク質やメカニズムは、 両生類の再生過程で使われるものと類似している。 正常なマウスでは、骨を含む指先が切断から5週間で再生する(上)。しかし、Wntシグナル伝達経路を持たないマウスでは再生が起こらなかった(下)。 Credit: Ref.1 サンショウウオは、肢を失っても新しい肢が生えてくる。ヒトなどの哺乳類ではそうはいかないが、失ったのが指先である場合、爪が十分残っていれば指は再生する。それがわかったのは40年ほど前のことだが、なぜ爪が必要なのかが今回ついに明らかになった。 ニューヨーク大学(米国)の伊藤真由美を中心とする研究チームは、部分的に切断された指の再生が、爪の根元の下にある幹細胞の集団によって行われることをマウスによる研究で明らかにした。しかしその

    失われた指先を爪がどう再生させるのか | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
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    agrisearch 2022/07/26
    「ニューヨーク大学(米国)の伊藤真由美を中心とする研究チームは、部分的に切断された指の再生が、爪の根元の下にある幹細胞の集団によって行われることをマウスによる研究で明らかにした」
  • 監修者が解説、特別展「化石ハンター展」の見どころ、100年前の“史上最大級”の探検

    10月10日(月・祝)まで、東京の国立科学博物館(上野)で特別展「化石ハンター展−ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣−」が開催中です。ゴビ砂漠を恐竜化石の一大産地に押し上げた化石ハンターからヒマラヤの超大型獣まで、特別展の主な見どころについて、監修者である国立科学博物館名誉研究員の冨田幸光氏に語っていただきます。 ゴビ砂漠が有名な恐竜化石産地だということは、今では誰もがよく知っている事実である。しかし、今から100年前には、偶然見つかった一片の歯化石以外には、化石はまったく知られていない、ほとんど人跡未踏の秘境だったことはご存知だろうか。その人跡未踏の地へ、哺乳類や人類の起源を求めて大探検隊が入ったのが、ちょうど100年前の1922年のことなのだ。 この探検隊を率いたのが、ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュースである。1922年から1930年にかけて、合

    監修者が解説、特別展「化石ハンター展」の見どころ、100年前の“史上最大級”の探検
  • キツツキは脳とか大丈夫なの? 研究者「大丈夫だけど、思ってた理由と違った」 - ナゾロジー

    キツツキは1秒間に20〜25回ものスピードで木をつつきますが、それによって脳を痛める様子はまったくありません。 これは専門家にとって長年の謎であり、可能性としては「くちばしと頭蓋骨の間に”衝撃吸収材”があり、それが脳を守っている」という説が有力視されてきました。 このアイデアは、アメフトのようなコンタクトスポーツの怪我防止ヘルメットの開発にも応用できると考えられたほどです。 しかし今回、ベルギー・アントワープ大学(University of Antwerp)らの研究で、キツツキには、衝撃から脳を保護する吸収材がまったく存在しないことが判明しました。 むしろ、キツツキは衝撃を真正面からモロに受けていたようです。 そうだとすれば、なぜ彼らは頭痛や脳震盪を起こさないのでしょうか? 研究の詳細は、2022年7月14日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。 New Stu

    キツツキは脳とか大丈夫なの? 研究者「大丈夫だけど、思ってた理由と違った」 - ナゾロジー
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    agrisearch 2022/07/21
    「キツツキの脳サイズを踏まえた場合、つつき行動による衝撃は、脳震盪を起こす閾値をはるかに下回っていた」
  • 細胞の力覚異常が単眼症を引き起こす

    理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター発生幾何研究チームの森下喜弘チームリーダー、大塚大輔上級研究員らの研究チームは、周囲からの「力」を感じ応答する細胞の能力(力覚[1])の異常が、脊椎動物の先天性奇形の一つである単眼症[2]を引き起こすことを発見しました。 研究成果は、単眼症を含む多くの先天性奇形発症の共通メカニズムの理解につながると期待できます。 左右の眼が融合する単眼症の原因遺伝子SHH[3]の欠損は、眼胞[4]細胞の増殖や分化の異常を引き起こすことが知られています。しかし、実際に眼胞の形を作り出す細胞集団の動きや組織の変形といった物理的なプロセスにどのような異常が現れるのかは不明でした。 今回、研究チームは、器官計測・操作が容易なニワトリ胚を用いて、高解像度イメージングや眼胞への外力負荷実験、数理解析や力学シミュレーション[5]などを駆使した複合的な実験・解析を行いました。

    細胞の力覚異常が単眼症を引き起こす
  • ホリネズミが「農業」、地下トンネルで作物を育て食料に、研究

    トンネルを掘ってできた土を捨てるナントウホリネズミ。(PHOTOGRAPH BY HOUSTON WELLS) 農業を営むのは、人間だけとは限らない。例えばハキリアリは、切り落とした木の葉を巣に持ち帰り、そこで菌類を育ててエサにしている。腐った木の中で菌類を育てる甲虫もいる。あるスズメダイの仲間は、好物の藻が生える場所の手入れをし、好ましくない藻が生えてきたら引き抜くという。(参考記事:「ハキリアリは農業を営む(パート1)」) そして今回、ナントウホリネズミ(Geomys pinetis)という小さな哺乳類も、植物の根を管理し、肥料を与え、べるために収穫していることを示す証拠が見つかった。この研究論文を7月11日付け「Current Biology」に発表した研究者たちは、これらの行動が農業の定義に当てはまると主張する。 「ナントウホリネズミは、植物の成長を助け、土壌を改善し、農作物の管

    ホリネズミが「農業」、地下トンネルで作物を育て食料に、研究
  • なぜ?脳を損傷しても頭突きを繰り返すジャコウウシ

    米国アンカレジのアラスカ野生生物保護センターで、オスのジャコウウシ同士が頭突きをしている。オスは繁殖期にメスをめぐって争う。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC, NATGEO COLLECTIVE) 北極圏に生息する毛むくじゃらの巨大な動物ジャコウウシ(Ovibos moschatus)。この動物のオスは繁殖期になると、互いに頭からぶつかり合い、鋭い角で相手を突く。1頭の体重が360キログラム、突進するときの速さは時速48キロメートルに達するにもかかわらずだ。 その10~12年の寿命の間に、ジャコウウシのオスは約2100回も頭をぶつけることがあるという。ここである疑問が生じる。そんなに頭をぶつけて、脳が壊れないのだろうか? 「ジャコウウシやビッグホーン(オオツノヒツジ、Ovis canadensis)のように頭突きをする動物は、頭部の損傷に対して何らかの耐性がある

    なぜ?脳を損傷しても頭突きを繰り返すジャコウウシ
  • 科学とSFの永続的な相互作用について──『こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジュラシック・パーク効果』 - 基本読書

    こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジェラシック・パーク効果 作者:エリザベス・D・ジョーンズ原書房Amazonマイケル・クライトンによるSF小説『ジュラシック・パーク』が刊行されたのは1990年のこと。小説の時点で世界的なベストセラーになっていたが、その後スピルバーグ監督によって同名映画として制作さあれ、アメリカで公開されるとその人気は爆発し、2020年代に入ってもなお盛況にシリーズ続編が公開されるほどになっている。 長い間愛されるのにはそれだけの理由がある。たとえば、原作『ジュラシック・パーク』における、琥珀の中にいる蚊に含まれた恐竜の血液から古代の恐竜を現代に蘇らせ、それが惨劇の引き金になる──という根幹設定は抜群に優れている。『ジュラシック・ワールド』として、前作よりも規模感を増し、現代ならではのCGクォリティでシリーズを新しく蘇らせた設定の妙もあるだろう。だが、一番大

    科学とSFの永続的な相互作用について──『こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジュラシック・パーク効果』 - 基本読書
  • ネコのマタタビ反応の謎を解く 第2弾! ~完全肉食のネコがマタタビを舐めたり噛んだりする理由が明らかに~ - 国立大学法人 岩手大学

    農学部 研究紹介一覧 ネコのマタタビ反応の謎を解く 第2弾! ~完全肉のネコがマタタビを舐めたり噛んだりする理由が明らかに~ 国立大学法人 岩手大学は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、英国リバプール大学との共同研究で、ネコのマタタビ反応に特徴的なしぐさとして見られる葉を舐めたり噛んだりする行動には、マタタビに対するネコの反応性を増大させる効果があり、マタタビの持つ蚊の忌避活性も強めることを解明しました。これは岩手大学宮崎雅雄教授、同大上野山怜子大学院生、名古屋大学西川俊夫教授、リバプール大学ジェーンハースト教授らのグループによる研究成果です。 ネコはマタタビを見つけると、葉を舐めたり噛んだり、葉に顔や頭をこすり付けたり、葉の上でゴロゴロ転がる、といった特徴的な行動を示します。これはマタタビ反応といわれ、1950年代にネコがマタタビラクトンと呼ばれる複数の化学成分を嗅ぐと起きる現

    ネコのマタタビ反応の謎を解く 第2弾! ~完全肉食のネコがマタタビを舐めたり噛んだりする理由が明らかに~ - 国立大学法人 岩手大学
    agrisearch
    agrisearch 2022/06/15
    「ネコのマタタビ反応に特徴的なしぐさとして見られる葉を舐めたり噛んだりする行動には、マタタビに対するネコの反応性を増大させる効果があり、マタタビの持つ蚊の忌避活性も強めることを解明」
  • 岐阜県にある瑞浪市化石博物館に「骨のようなものが並んでいる」と連絡があり学芸員が現地に行ったら「えええっ!」となるくらいに凄いのが見つかった

    瑞浪市 @city_mizunami パレオパラドキシア緊急発掘レポート:令和4年(2022年)6月5日、午前9時半頃、化石博物館に釜戸町の方から「骨のようなものが並んでいるので見てほしい」連絡がありました。学芸員が半信半疑で現地に向かって化石を見た第一声が「えええっ!」でした。 pic.twitter.com/2MvYTHPuq6 2022-06-12 18:41:48 瑞浪市 @city_mizunami 河床にみられたのはまさしくつながった背骨でした。国立科学博物館の甲能直樹先生に写真を見ていただいたところ、パレオパラドキシアの仲間の骨格化石であることが判明しました。今後洪水などで化石が流される恐れがあることから、6月10日に緊急発掘を行いました。 pic.twitter.com/TrYeuxSsfK 2022-06-12 18:43:37

    岐阜県にある瑞浪市化石博物館に「骨のようなものが並んでいる」と連絡があり学芸員が現地に行ったら「えええっ!」となるくらいに凄いのが見つかった
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    agrisearch 2022/06/14
    「パレオパラドキシア緊急発掘レポート…甲能先生も茨城県つくば市から駆け付け、化石の状態を確認しました」
  • 「謎めいた古生物」全身骨格を発掘 8割以上で「最も完全な形」:朝日新聞デジタル

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    「謎めいた古生物」全身骨格を発掘 8割以上で「最も完全な形」:朝日新聞デジタル
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    agrisearch 2022/06/12
    「岐阜県瑞浪市の土岐川で、絶滅した海生哺乳類「パレオパラドキシア」の骨とみられる化石が見つかった」
  • 博物学 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "博物学" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2019年9月) 1728年のCyclopaediaに掲載された自然史についての図版 博物学(はくぶつがく、Natural history, 場合によっては直訳的に:自然史)は、自然に存在するものについて研究する学問。 広義には自然科学のすべて。狭義には動物・植物・鉱物(岩石)など(博物学における「界」は動物界・植物界・鉱物界の「3界」である)、自然物についての収集および分類の学問。英語の"Natural history" の訳語として明治期に作られた。そのため、東アジアに博物学の伝

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    agrisearch 2022/06/04
    「Natural history…直訳的に:自然史」、日本の「本草学」についても。
  • 研究者もびっくり イルカは「尿の味」で仲間を判別している

    自然の海水を利用した施設「ドルフィン・クエスト・バミューダ」のラグーンを散策するハンドウイルカの子ども。(PHOTOGRAPH BY CHRISTIAN ADAIR/DOLPHIN QUEST) 私たち人間は笑顔、声、歩き方など、さまざまな手掛かりを頼りに友達を認識している。生物学者の間では、数十年前から、イルカも親密な友情を育み、固有のホイッスル音(鳴き声)で友達を認識することが知られている。(参考記事:「イルカは“名前”を呼ばれたら反応する」) そして最近、ハンドウイルカ(Tursiops truncatus)が味覚を使い、仲間の尿と無関係なイルカの尿を判別していると示唆する驚くべき研究結果が2022年5月18日付で学術誌「Science Advances」に発表された。(参考記事:「ハンドウイルカ」) この研究を率いた米テキサス州スティーブン・F・オースティン州立大学の海洋生物学者ジ

    研究者もびっくり イルカは「尿の味」で仲間を判別している
  • スズメバチの羽音をまねてフクロウをよけるコウモリ、初の事例

    飛行中のオオホオヒゲコウモリ(Myotis myotis)。この種は捕者を追い払うため、スズメバチの羽音をまねて出していることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY WILDLIFE GMBH / ALAMY STOCK PHOTO) ある生きものが別の何かのふりをする擬態は、動物界に広く存在する。 自分を毒蛇のように見せられる毛虫がいる。かと思えば、ハイイロモンキタイランチョウと呼ばれるアマゾンの鳥のひなは、毒を持った毛虫に姿を変える。花を好むハナアブは、針で刺す嫌な昆虫であるカリバチそっくりの姿に進化した。(参考記事:「【動画】双頭のヘビに擬態するイモムシ、瞬きも」) これらは全て、わりと無害な動物が捕者となりそうなものを追い払うため、より危険な種をまねる「ベイツ型擬態」の例だ。私たちが知る限り、このような特定の種類の擬態のほとんどは視覚的だが、このたび初めて音による異なる

    スズメバチの羽音をまねてフクロウをよけるコウモリ、初の事例
  • 人間に寄生し宿主を「性的に魅力的」な状態へと変化させる寄生虫「トキソプラズマ」

    ネコ科の動物を終宿主とし人間にも感染することがある寄生虫「トキソプラズマ」に感染した人間は、異性から「性的に魅力がある」と見られる可能性が高いことが明らかになりました。感染に伴い分泌されるホルモンが影響していると考えられています。 Are Toxoplasma-infected subjects more attractive, symmetrical, or healthier than non-infected ones? Evidence from subjective and objective measurements [PeerJ] https://peerj.com/articles/13122/ Mind-Altering Parasite May Make Infected People More Attractive, Study Suggests https://ww

    人間に寄生し宿主を「性的に魅力的」な状態へと変化させる寄生虫「トキソプラズマ」
  • 鳥が視覚的に磁場を見ている仕組み、量研機構などがその一端を解明

    量子科学技術研究開発機構(量研機構)は、ハトの網膜細胞内に存在するタンパク質「ISCA1」が、磁場の強度に応じて長さの異なる柱状になる性質を持つこと、その柱状のISCA1が網膜細胞内の別の磁場感知タンパク質「CRY」と結合し整列することで、磁場情報を方位の情報などに変換していることを明らかにしたと発表した。 同成果は、量研機構 量子生命・医学部門 量子生命科学研究所 タンパク質機能解析研究チームの新井栄揮上席研究員、同・清水瑠美主任技術員、同・安達基泰チームリーダー、群馬大学大学院 理工学府の平井光博名誉教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、タンパク質学会が刊行するタンパク質の関連分野全般を扱う主力学術誌「Protein Science」にオンライン掲載された。 カワラバトなどの一部の鳥は、迷うことなく長距離を移動し巣に帰ることが知られており、その帰巣行動などの研究から、磁場の強さや磁

    鳥が視覚的に磁場を見ている仕組み、量研機構などがその一端を解明
    agrisearch
    agrisearch 2022/05/16
    量子科学技術研究開発機構
  • カニやカメ、ヘビ、昆虫など、脱皮のメカニズムを解き明かす

    多くの昆虫は成長の一環として脱皮する必要がある。写真はキリギリスの仲間。(Photograph by GEORGE GRALL, Nat Geo Image Collection) 固い殻をまとう生き物には、成長のために避けては通れない過程がある。その殻を脱ぐことだ。 地球上で最も種数の多い動物群である節足動物は、すべて「外骨格」と呼ばれる固い覆いによって体を支え、捕者から身を守る。カニの殻からテントウムシのつやつやの背中まで、外骨格の形や大きさはさまざまだが、そのほとんどが同じ「キチン」という線維性の物質でできている。 成長期の節足動物では、時期が来るとホルモンの働きにより脱皮が始まる。外骨格の外層「クチクラ」とその内側の「表皮」との間に、新たなクチクラが作られる。そこで動物が大量の空気を取り込み、体の周りの体液が移動することで、外骨格では弱い縫合部に裂け目ができる。 ゴキブリであれば

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  • 巨大翼竜はほとんど飛ばなかった ~絶滅巨大飛行生物と現生鳥類のソアリング能力の比較~

    国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院環境学研究科の後藤 佑介 研究員、依田 憲 教授らの研究グループは、東京大学大気海洋研究所の佐藤 克文 教授、フランスのシゼ生物学研究センター(CEBC)との共同研究で、航空力学に基づいて、絶滅した巨大飛行生物と現代の鳥類の、風や気流を利用した滑空注1)飛行(ソアリング注2))における能力を計算、比較しました。その結果、プテラノドン注3)(翼開長注4)約5~6m)が現代のグンカンドリのように、海上の上昇気流を使ったソアリング飛行を得意としたことが分かりました。さらに、史上最大級の翼竜注5)、ケツァルコアトルス注6)(翼開長約10m)が、ソアリング飛行に不向きであったことを発見しました。この結果から、ケツァルコアトルス及び同サイズの超大型翼竜は、ほとんど飛ばずに陸上生活をしていた可能性が高いと考えられます。 研究成果により、絶滅した巨大鳥類や翼

    巨大翼竜はほとんど飛ばなかった ~絶滅巨大飛行生物と現生鳥類のソアリング能力の比較~