動物と科学に関するagrisearchのブックマーク (1,715)

  • 「最初に産んだ卵を捨てる」ペンギンの謎を解明、その理由が切実だった - ナゾロジー

    ニュージーランドの孤島に生息する「シュレーターペンギン(学名:Eudyptes sclateri)」は、最初に産んだ卵を捨てて、2個目の卵だけを大事に育てるという奇妙な習性を持っています。 これは、シュレーターペンギンを研究する専門家にとって、長年の大きな謎となっていました。 産卵は多大なエネルギーを消費するため、せっかく産んだ卵を捨てるのは、鳥類において異例の行動なのです。 しかしこのほど、ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)の研究チームは、その最新調査から、シュレーターペンギンが1個目の卵を放棄する理由について、解答を提示しました。 その理由は、一夫一婦の両親が、2羽のヒナを同時には養えないことから来ているようです。 研究の詳細は、2022年10月12日付で科学雑誌『PLOS One』に掲載されました。 In ‘bizarre behavior,’ N

    「最初に産んだ卵を捨てる」ペンギンの謎を解明、その理由が切実だった - ナゾロジー
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    agrisearch 2022/10/19
    「シュレーターペンギン」
  • ヒトでも確認、動物の異種間「交雑」はよくあることなのか?

    ホッキョクグマとヒグマの交雑種。「ピズリー」「グローラーベア」などと呼ばれる。地球が温暖化し、ホッキョクグマとヒグマの生息地が重なるようになると、2種の交雑種が増える可能性がある。(PHOTOGRAPH BY PHILIPPE CLEMENT, ARTERRA, UNIVERSAL IMAGES GROUP, GETTY) 2020年夏、科学者たちは米ペンシルベニア州で不思議な鳥に遭遇した。それは、見かけはムネアカイカルだが、鳴き声はアカフウキンチョウにそっくりだった。 同州ピッツバーグにある国立鳥園の鳥類学者ボブ・マルビヒル氏が、鳥を捕獲して血液を採取し、遺伝子を分析した結果、この鳥は異種の親から生まれた雑種の「交雑種」であると結論付けられた。 交雑種と言えば、ウマとロバを掛け合わせたラバが有名だ。しかしこのとき発見された鳥のように、それぞれの種の体色が大きく異なるケースは珍しい。ムネア

    ヒトでも確認、動物の異種間「交雑」はよくあることなのか?
  • 河川清掃中に発見した化石は「謎の奇獣」…全長2m、国内初の腰から首までつながった状態

    【読売新聞】 岐阜県瑞浪市釜戸町の土岐川で6月に見つかった「 束柱類 ( そくちゅうるい ) 」とみられる海生哺乳類の化石は、「パレオパラドキシア」のものだったとする中間報告を、同市化石博物館が4日、発表した。過去に国内で見つかった

    河川清掃中に発見した化石は「謎の奇獣」…全長2m、国内初の腰から首までつながった状態
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    agrisearch 2022/10/11
    「岐阜県瑞浪市釜戸町の土岐川で6月に見つかった「 束柱類そくちゅうるい 」とみられる海生哺乳類の化石は、「パレオパラドキシア」のものだったとする中間報告」
  • おいしいメヒカリ、実は謎だらけ深海魚 水族館職員20年目の大発見:朝日新聞デジタル

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    おいしいメヒカリ、実は謎だらけ深海魚 水族館職員20年目の大発見:朝日新聞デジタル
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    agrisearch 2022/10/11
    「いわき市は2001年、「市民に親しまれている」などの理由でメヒカリを「市の魚」に制定し、アクアマリンに研究を委託した」
  • 「動物の心」を撮影するなかで、写真家たちが学んだこと

    「エド」はスフィンクスと呼ばれる種類のネコ。好奇心が強く、社交的で、愛情深く、人の感情に敏感に反応する。「おしゃべり」も大好きで、名前を呼ぶとのどをごろごろと鳴らす。写真の中のエドは耳を前に向けこちらに集中している。細くなった瞳孔はリラックスしている証拠だ。(PHOTOGRAPH BY VINCENT LAGRANGE) 動物は感情をもつのだろうか? イヌやネコが、幸福感やストレス、不満、脅えを感じていることは、これまでの調べでわかっている。イヌの場合は飼い主の感情を察することもできるようだ。(参考記事:「飼い主の感情は犬に「伝染」する、どうやって?」) ほかの動物たちはどうだろうか? 行動学の研究から、動物たちが認知能力だけでなく感情を持っていることがわかってきた。ナショナル ジオグラフィック2022年10月号の特集「動物たちの心」では、共感や思いやりといった複雑な感情を示す動物たちを紹

    「動物の心」を撮影するなかで、写真家たちが学んだこと
  • 冬眠前に食べまくっても平気なクマ、糖尿病予防の手がかりを発見

    ハイイログマは体重360キロほどまで成長する。写真は米ワシントン州立大学のクマ飼育施設「WSUベア・センター」で飼育されているハイイログマ。(PHOTOGRAPH BY ROBERT HUBNER, WASHINGTON STATE UNIVERSITY) 1日に何万キロカロリーもべて体を太らせたあと、ほとんど動かずに数カ月間を過ごす。もし人間がこんな生活をすれば、健康状態は最悪になるだろう。ではなぜ、ハイイログマ(グリズリー)はそんな生活をしても糖尿病にならないのだろうか。科学者たちを長年悩ませてきたこの疑問が解かれつつある。 米ワシントン州立大学の研究者たちは、ハイイログマ(Ursus arctos)でインスリンの効き具合(抵抗性)をコントロールできる遺伝子的な仕組みがあることを示す手がかりを発見した。2022年9月21日付けで学術誌「iScience」に掲載された論文によると、この

    冬眠前に食べまくっても平気なクマ、糖尿病予防の手がかりを発見
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    agrisearch 2022/10/05
    「ハイイログマ(Ursus arctos)でインスリンの効き具合(抵抗性)をコントロールできる遺伝子的な仕組みがあることを示す手がかりを発見した」
  • シジュウカラに言語の核:2語を1つにまとめる力(併合)を確認

    鈴木俊貴 白眉センター特定助教らの研究グループは、鳥類の1種であるシジュウカラにおいて、2つの連続する鳴き声を1つのまとまりとして認識する能力を実験的に確認しました。 ヒトの多彩な言語表現は、2つの要素を1つにまとめる力のもとに成り立ちます。例えば、「小さくて黒い犬」という表現は、「小さくて」と「黒い犬」が1つにまとまったものであり、そのうち「黒い犬」は、「黒い」と「犬」が1つにまとまった表現です。このように、2語を1つのまとまりとして認識する能力は、言語学では併合(Merge)と呼ばれ、ヒトの言語の核であると考えられています。 シジュウカラは、仲間と共に天敵を追い払うための号令として、警戒声と集合声を連ねて鳴きます。この音列を1つの音源(1羽を想定)から再生すると、それを聴いたシジュウカラは天敵を追い払うために集まります。しかし、警戒声と集合声を2つの音源(2羽を想定)から別々に聴かせる

    シジュウカラに言語の核:2語を1つにまとめる力(併合)を確認
  • マンボウ「3億個の卵→2匹生き残る」はなぜ広まった?専門家に聞く

    ――「マンボウは3億個の卵を産むが、成魚になれるのは2匹程度」というのは当なのでしょうか? 正しい情報と間違った情報が混ざっています。そもそも、マンボウがどれだけの卵を産むのか、またそこからどれくらいの数が成魚になるのかはまったくわかっていないんです。 ――では、なぜこのような噂が生まれたのでしょうか? 発端は1921年、つまり100年以上前にイギリスの有名な科学雑誌『Nature』で発表された、Schmidt氏の論文です。この論文には、「マンボウの卵巣内に3億個以上の小さな未成熟の卵が含まれていることを発見した」という短い一文が記載されています。 ――となると、「3億個の卵を産む」というのは当だったということでしょうか。 そうではありません。現代の知見では一般的に、「未成熟の卵」は「これから産み出される卵」として数えません。メスの体内で成熟していく過程で、卵の細胞数が変わり、また細胞

    マンボウ「3億個の卵→2匹生き残る」はなぜ広まった?専門家に聞く
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    agrisearch 2022/09/22
    『マンボウのひみつ』の澤井悦郎氏。「鴨川シーワールド」「透明なゼリー状の卵塊を放出した」
  • 最新研究によって地球上に存在する「アリ」の数がわかりました→あまりにも多すぎてなんかウケる「地球の覇者」

    ライブドアニュース @livedoornews 【最新研究】地球上にアリは少なくとも2京匹生息 news.livedoor.com/article/detail… 今回示された推定に基づくと、地球上のアリの総重量(生物量)は炭素ベースで1200万トンとなる。野生の鳥類と哺乳類を合わせた量より多く、人間の総重量の20%に相当するという。 2022-09-20 13:03:08 リンク ライブドアニュース 地球上のアリは2京匹 最新研究 - ライブドアニュース 【AFP=時事】地球上のアリの数は少なくとも2京(京は1兆の1万倍)匹とする最新推定が19日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文で示された。実際の生息数はさらに多い可能性があるという。アリの生 27 リンク Wikipedia アリ アリ(蟻、螘)は、ハチ目・アリ上科・アリ科(Formicidae)に属する昆虫である。

    最新研究によって地球上に存在する「アリ」の数がわかりました→あまりにも多すぎてなんかウケる「地球の覇者」
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    agrisearch 2022/09/21
    「今日の家畜哺乳類の総数は野生哺乳類の20倍」などの試算→https://jp.weforum.org/agenda/2018/08/0-01/
  • カメは年を重ねてもほとんど老化せず、死ぬリスクはほとんど高まらない:研究結果

  • 日本古来の土着系統か、新種を「ムカシツチガエル」と命名

    【読売新聞】 愛知教育大や京都大などの研究チームは、関東地方や東北地方の太平洋側の地域に生息するツチガエルが新種と判明したと発表した。日古来の土着系統とみられ、研究チームはこの新種を「ムカシツチガエル」と命名した。 発表によると、

    日本古来の土着系統か、新種を「ムカシツチガエル」と命名
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    agrisearch 2022/09/09
    「関東地方や東北地方の太平洋側の地域に生息するツチガエルが新種と判明したと発表した」
  • ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ|ダチョウはアホだが役に立つ|塚本康浩

    ダチョウはアホだが役に立つ 2021.03.27 公開 / 2021.10.01 更新 ツイート ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ 塚康浩 ダチョウ博士・塚康浩氏。新型コロナなど感染症予防に力を発揮する「ダチョウ抗体マスク」開発者で、京都府立大学学長でもあるが、その飾らないキャラクターで大人気となっている。 ここでは塚氏の著書『ダチョウはアホだが役に立つ』から一部を紹介する。はたしてダチョウはどんなふうに「アホ」なのか? *   *   * ダチョウという鳥は、ホンマにアホです。どれくらいアホかというと、自分の家族もわからんのです。 生息地であるアフリカのサバンナや砂漠では、ダチョウは10羽くらいの小さな群れを作って暮らしています。 オスはけっこうまめで、繁殖期になると砂地に月のクレーターみたいな巣を作り、卵が孵(かえ)ったらオスとメスが一緒になってヒナを育てます。そこだけ見

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    agrisearch 2022/09/09
    ダチョウ博士・塚本康浩氏。
  • 「ネコとトラくらい違う」鳥たちの子を発見、科学者困惑

    バードウォッチャーのスティーブン・ゴッサー氏は米ペンシルベニア州ローレンス郡の森を散歩していたとき、アカフウキンチョウのような声を耳にした。 このカラフルな鳴き鳥は見つけにくいことで有名だ。そのため、ゴッサー氏はその姿を一目見ようと、「チックバー」という陽気な鳴き声を追い掛けた。 ようやくその鳥が姿を現したとき、ゴッサー氏はアカフウキンチョウではないと確信した。オスの鮮やかな赤い体でも、メスの繊細な黄色い羽根でもなかったためだ。ゴッサー氏が目撃した鳥は、翼が茶色で、胸に斑点があり、喉がムネアカイカルのような赤い羽根に覆われていた。 ゴッサー氏は2020年7月に見たこの鳥について、「とても困惑しました」と振り返る。ゴッサー氏は10年以上前からバードウォッチングを行っているが、「ムネアカイカルがアカフウキンチョウのように鳴く」のを聞いたことはなかった。 ゴッサー氏はこの鳥の正体を知りたいと思い

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    agrisearch 2022/09/05
    「ムネアカイカルとアカフウキンチョウの雑種」
  • 声なき剥製がつたえる生物学。「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が上野の国立科学博物館で開催中

    声なき剥製がつたえる生物学。「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が上野の国立科学博物館で開催中国立科学博物館で動物標コレクションの企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が開催中。会期は10月10日まで。 世界屈指の動物標コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」。同コレクションのものを中心に、選りすぐり哺乳類標などを展示する企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が東京・上野の国立科学博物館で開催中。 国立科学博物館は1877年に創立された、自然史・科学技術史に関する日唯一の国立総合科学博物館。この博物館にはおよそ490万点もの膨大な標が収蔵されているが、そのほとんどは保管のため非公開となっている。 展のテーマは「観察の眼、発見の芽」。声なき標たちの姿を通じて、異なる種の動物のあいだにある、意外な共通点や私たち人間の日常とのつながりなど、

    声なき剥製がつたえる生物学。「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が上野の国立科学博物館で開催中
  • 飼い主と再会の犬、涙目に 研究チーム

    【8月23日 AFP】犬の飼い主にとって、長時間の外出から帰宅した時に愛犬がしっぽを振って勢いよく飛びついたり、顔をなめたりして出迎えてくれることは純粋にうれしいものだ。しかし、犬はじゃれついてくるだけでなく、涙まで浮かべる可能性があるとの説を、日の研究チームが発表した。 研究チームの論文は22日発行の米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された。執筆者の一人、菊水健史(Takefumi Kikusui)教授は、飼い主との再会といったうれしい場面では動物も涙を流すという説はこれまで聞いたことがなく、「世界初」の発見かもしれないと語った。 研究チームは犬の目の縁に特殊な装置を付けて涙の量を測定。飼い主と5~7時間離れ離れになった後で再会すると、5分以内に涙の量が「著しく」増加することが分かった。飼い主と再会した時の涙の量は、それ以外の顔なじみの人と会った時よ

    飼い主と再会の犬、涙目に 研究チーム
  • 世界初、磁場による脳刺激でサルを人工的に「うつ病」にすることに成功(東北大) - ナゾロジー

    世界で初めて、サルを人工的にうつ病にする研究チームは今回、ニホンザルの脳内における「内側前頭皮質(MFC:medial frontal cortex)」の腹側部を対象とした、局所的な脳機能の阻害実験を行いました。 MFCは、高度な認知や情動機能をつかさどる大脳皮質の中で、前方部の内側面に位置します。 情動や社会性、意欲の制御に深くかかわっており、とくにMFCの腹側部は、うつ病患者において機能異常が生じる場所として指摘される部分です。 この領域の機能を阻害する方法として、チームは、非侵襲的な脳活動の操作法である「経頭蓋磁気刺激(TMS:transcranial magnetic stimulation)」を用いました。 TMSは、頭皮に配置したコイルに電流を流して、急速な磁場の変化を起こすことで、頭蓋の外側から脳内に微弱な電流を与える脳刺激法です。 研究では、ニホンザルのMFC腹側部を標的

    世界初、磁場による脳刺激でサルを人工的に「うつ病」にすることに成功(東北大) - ナゾロジー
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    agrisearch 2022/08/21
    「経頭蓋磁気刺激(TMS:transcranial magnetic stimulation)」
  • 『怪虫ざんまい 昆虫学者は今日も挙動不審』を読む - HONZ

    タイトルを見ただけで楽しくなっちゃうし(うんうん、そりゃあ昆虫学者は挙動不審にもなるよねw)、装丁に描かれた昆虫たちがまた、妙におかしい!(人間もかなりおかしいけどね!!) 著者のコマツ博士は、信州のとある大学(←と、文に書いてあるw)で博士号を取得後、いくつかの施設で昆虫研究者として働き、最後は某(上野の)国立科学博物館で研究員(無給)として働いたのち、現在はフリーランスの昆虫学者として、家事育児を担いながら記事や論文を執筆しつつ、昆虫と触れ合うために精力的にフィールドワークを続けているという、骨の髄まで「昆虫ラブ」な昆虫マニアでいらっしゃいます。 書に登場する昆虫たちは、繊細で美しく(←わたしの主観ですw)、ときにホラー(第一章に出てくるスズメバチネジレバネのメス。まじホラーだから、ここだけでも読んでみて!)。次々と登場する魅力的な虫たちの生態バナシだけでも引き込まれるし、コマツ博

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    agrisearch 2022/08/17
    「裏山の奇人」小松貴氏の新著。「コマツ博士はこの本の中で、かなりの熱量とページ数を割いて「鹿」について論じてらっしゃいます。」
  • ジェレミー・デシルヴァ著『直立二足歩行の人類史』を読む:ゴキブリ二足走行の謎と教訓 - HONZ

    「人間を生き残らせた出来の悪い足」という副題と、次の瞬間にはネコ科大型獣の餌になるという惨劇を予想させる表紙カバーの絵に興味を引かれて、ふと手に取ったでした。序論と第一章では、二足歩行に対するわれわれの思い入れの強さが指摘されていて、ぐっと内容に引き込まれました。ところが54ページまで読み進めたところで、重大な問題にぶつかってしまったのです。そこにはこう書いてありました。 キリストトカゲにせよヴェロキラプトルにせよ、二足歩行の利点とは要はスピードだと思われる。ゴキブリでさえ、非常時には二足で立ち上がって全速力で走る。 「ちょっと待て!」とわたしは思いました。ゴキブリは短距離ならば飛びもするし、普通でさえ、かなりのスピードでササササと走りまわりますよね。そこからさらに速度を上げるために、よりによって二足で立ち上がって走ると!? いやいや、それはありえないでしょう。 第一に、ゴキブリの

    ジェレミー・デシルヴァ著『直立二足歩行の人類史』を読む:ゴキブリ二足走行の謎と教訓 - HONZ
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    agrisearch 2022/08/17
    「そして、衝撃的なゴキブリの歩様にさらりと言及したのでしょう」
  • 老化の進化:なぜ老化しない生物がいるのか?|河田 雅圭

    生物はなぜ老化し、死ぬように進化したのだろうか? 現在まで、進化学の分野では、老化の進化に関しての理論的研究やその実証研究などが行われてきた。しかし、「老化の進化や死の進化」についての解説には誤解が多い。最近、老化しない生物に関する論文が複数出版されており、「老化しない生物はなぜ進化したのか」という問題と同時に議論する必要がある。稿では、それらの研究を紹介するとともに、なぜある生物は早く老化し短命であるのに対し、ある生物は老化せずに長寿なのか?という「老化と死」の進化的要因について解説する。 なぜ生物は老化し、死ぬのか 老化(Senescence)あるいは生物学的加齢(biological aging)とは、年齢を経るにつれて死亡率が増大するような生物の生理的状態の変化のことだ。多くの生物は、年を取るにつれて、次第に体の状態が衰え、最終的に死に至る。年齢とともに病気に罹りやすくなったり病

    老化の進化:なぜ老化しない生物がいるのか?|河田 雅圭
  • 「竜脚類は植物食」 恐竜初の客観的な証拠、早稲田大など

    竜脚類の恐竜が植物をべていたことを、歯の化石の傷を立体的に分析して裏付けた。早稲田大学などの研究グループが発表した。これまでは歯や顎の形から推測されてきたが、岩手県久慈市で見つかった化石から、初めて客観的な証拠を得たという。べ物で歯が摩耗した痕跡を3次元で調べる手法を、恐竜に初適用。恐竜のべ物の物性を客観的に示したのは、世界初という。

    「竜脚類は植物食」 恐竜初の客観的な証拠、早稲田大など