大阪大学大学院理学研究科の坂本勇貴助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科の松永幸大教授ら、植物や動物の器官や組織を研究する共同研究グループは、動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEIの開発に成功。同成果は、農作物の品種改良や脳の診断法開発への貢献が期待される。 イネ葉の透明化。未処理(左)とiTOMEI処理 厚みのある組織や器官の深部を観察するためには、内部での光の反射・散乱・吸収を防ぎ、光の直進性を維持することが大切。生物の組織・器官はさまざまな物質を含み、そのままの状態で内部構造を知ることは困難であることから、組織や器官を光が通過できるように透明化する方法が開発されてきたが、植物と動物では組織や器官に含まれる物質が異なるため、手法も別々だった。 同研究グループは、動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEI (improved Transparent Organ Method for
![動植物共通の透明化法開発に成功 農作物の品種改良などに貢献](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/30c8500e7418f1a1208062a5c7f9845448c8b9c2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jacom.or.jp%2Fimages%2Fmain_logofb.jpg)