Tweet 葛巻町は、自然エネルギーを生かした「エコタウン」化を計画し、構想の具体化作業を進めている。太陽光や木質バイオマスを活用して災害時の電力を自ら調達する「エネルギーセンター」を整備するほか、町中心部の生ごみを畜ふんバイオマスプラントで処理して電力に換える計画。事業費は3カ年で約4億6千万円を見込み、早ければ今秋に着手する。エネルギー自給で災害に強いまちづくりを目指す沿岸自治体のモデルになりそうだ。 構想によると、太陽光発電と蓄電池、木質バイオマス、小水力などで構成するエネルギーセンターを役場付近に整備。各種発電設備などを組み合わせ、役場庁舎や葛巻病院、葛巻小など役場周辺の公共施設に熱や電力を供給する。停電でも2〜3日は自活できる程度の電力確保を目指す。 2011年度は太陽光パネルの設置を検討する。一般家庭の約50倍の規模を想定し、役場庁舎の使用電力分に相当する、1時間当たり約150