執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農と食の周辺情報 白井 洋一 2014年7月9日 水曜日 キーワード:バイテク メディア 発がん物質 農薬 「2年間のラット給餌試験で、遺伝子組換えトウモロコシと除草剤を混ぜて与えたら発がん性個体が増えた」というフランスのセラリーニ(Séralini)教授らの論文が発表されたのが2012年9月。その後、EFSA(欧州食品安全機関)など専門家筋から「実験方法がずさん」と酷評され、出版社は2013年11月に論文を取り消し処分にした。 ところが今年(2014年)6月24日、別の専門誌から、ほぼ同じ内容で再出版された。セラリーニらは「我々は不当な弾圧には屈しない。業界の利益代表ではなく、科学者として透明生の高いデータを提供し、世に問うているのだ」とえん罪判
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