エクササイズをする肥満の子どもたち。中国東北部の瀋陽で(2010年8月3日撮影、資料写真)。(c)AFP 【9月22日 AFP】国連(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」の健康と福祉に関する報告書が21日、発表され、肥満やアルコール依存症、パートナーからの虐待などの問題が世界的に増加傾向にあることが分かった。一方で、幼児死亡率や発育不全、貧困がもたらす諸問題などでは改善がみられるとされた。 英医学誌ランセット(Lancet)に掲載された同報告書では、1990年以降の世界188か国の状況をSDGsに照らし合わせて評価した。報告書からは、「改善の程度に大きな開きがある」ことが浮き彫りになった。 最も大きな改善がみられたのは、出産時やその直後の女性や子どもの死亡率で、栄養失調による発育不全や幼少期の衰弱などのケースも減少した。 その一方で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)などのウイルス性疾患
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