茨城県赤十字血液センターが、同県大洗町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)とのコラボキャンペーンで、県外から若い世代の献血者を集めている。日本赤十字社は、全国でアニメと絡めた企画を実施しており「献血への関心が薄い若年層の関心を高めるのに効果的」と手応えを口にする。 ガルパンは「戦車道」という架空の武道に挑む女子高生の物語。水戸市の献血ルームは、ナース服に身を包んだキャラクターの等身大パネルやポスターで飾られ、にぎやかな雰囲気が漂う。 キャンペーンは2013年度から年に2回開かれ、今回は昨年12月から1月末まで。400ミリリットルの献血者に、ガルパンのイラストが描かれたノートやクリアファイルなどの記念品が贈られる。 キャンペーン時の献血者は1カ月に最大で約1300人。実施前の同時期比で1・8倍に増えた。20~40歳代が全体の8割強を占め、3割近くが県外からの遠征という。