キュウリは「世界一栄養のない野菜」としてギネスブックに掲載されているため、「キュウリ=栄養のない野菜」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、これには少し誤解があります。それは……。 ギネスワールドレコーズに掲載された記録名は「Least calorific fruit」で、直訳すると「カロリー(発熱量)の最も低い果実」となります。これを日本語に表したのが冒頭の「世界一栄養のない野菜」というキャッチーな文言。これが広まり、「キュウリ=栄養のない野菜」というイメージが先行してしまったのですが、厳密に言えば「発熱量=栄養素」としていいのかという疑問が生じます。ですから、「キュウリは栄養がない」と言い切るのは少々強引と言えるのです。 では、実際にキュウリには栄養があるのでしょうか?その効果・効能について調べてみました。 キュウリは、約95%が水分であり、100gあたり約14kcalと低