農林水産省と全国担い手育成総合支援協議会が農業経営の改善や地域農業の振興に功績を挙げた農業者をたたえる全国優良経営体表彰で、高岡市のクボタファーム紅農友会(くれないのうゆうかい)が生産技術革新部門の農林水産大臣賞を受賞し、四日、同市役所で高橋正樹市長に報告した。スマート農業への取り組みなどが高く評価された。 (武田寛史) 同社の山口義治社長(62)は「賞に恥じないように、生産を上げていきたい」と話し、高橋市長は「立派な経営体は、農業の大きな励みになります」と今後の発展に期待した。 同社は設立した二〇一七年の前年から衛星利用測位システム(GPS)を活用して自動操舵(そうだ)する田植え機やトラクターを活用。自動送信する位置情報に加えて作付けの作物や肥料散布の情報を蓄積するマップシステムを使い、集積しているほ場ごとのデータを、社員間の情報共有や作業の進捗(しんちょく)管理、低収ほ場の改善に役立て