印刷 「100年後も現在のような食糧生産が続くかわからない。自分の食べ物は自分で作る、食べ残しを減らすなど、食の大切さを確認してほしい」と熱く訴えた間藤徹教授間藤教授のユニークな語り口に、会場では時折、明るい笑い声が聞かれた与えた窒素肥料の量が多いほど、イネの穂が多いことがわかる。肥料の量は左から肥料なし、3キログラム窒素/10アール相当、10キログラム窒素/10アール相当(間藤教授撮影)京都市左京区の京大圃場(ほじょう)で露地栽培された京都名物の賀茂なす(間藤教授撮影) 京都大学が東京・品川の「京大東京オフィス」で開く連続講座「東京で学ぶ 京大の知」(朝日新聞社後援)のシリーズ8「農学部、京の食を語る」。7月25日に第2回の講演があり、「京で野菜を作りながら世界の食料を語る」と題して、間藤徹・農学部教授が、化学肥料と有機質肥料をめぐる知られざる話から京野菜の生産者の心意気までを語った。
【土づくり推進フォーラム】 生産性向上に貢献する土づくりの最新資材 土づくり推進フォーラム 農産物の生産性向上に役立つ最新技術や土壌改良資材・肥料などを紹介する土づくり推進フォーラム(事務局:日本土壌協会)は7月25日、東京で講演会を開き、全国から250人が集まった。今回は、東日本大震災からの復興に関連する発表が2件、農作物の生産性向上にかかわる発表が2件の計4件の発表があった。このうち、後者2件の発表を中心にその内容を紹介する。 ◆新開発のセシウム吸着材「ナノプルシアンブルー」 震災からの復興に関連した発表を行ったのは、松本聰・東大名誉教授(日本土壌協会会長)と、吉野石膏(株)の三浦真一氏だ。 松本氏は福島県など放射性物質によって汚染された土壌の汚染について発表した。そのうちの一つとして、最近開発され、量産化に成功した新たな吸着資材「ナノプルシアンブルー」を紹介。まだ開発されたばかりな
ハクサイ低迷 ネギ高止まり 豊凶リスク表面化 主要野菜の相場が、品目間で安値・高値の差が鮮明となっている。ハクサイは、作付け増加と好天で平年を1割以上上回る入荷が続き、11月以降、相場は同4割安の低迷が続く。一方、ネギは夏の長雨や冬の寒波の影響が色濃く、年明け以降、平年比4割高と高止まり。実需者は安定供給を望んでいるが、相場安や作柄不良のリスクが表面化している。 全国大手7卸のデータを集計した日農平均価格は、ハクサイが昨年11月以降、4カ月連続で平年(過去5年平均)比4割安を記録。3月中旬も1キロ49円と同水準が続く。 主産地を持つJA全農いばらきは、「最終盤の秋冬作の残量が比較的多い。先週出荷が始まった春作も4月以降のピークに向け増量している」と話す。昨年は、作型が切り替わる端境期に巣ごもり需要が重なって3月末から急騰したものの、今年は切れ目のない入荷が続いている。 11月以降、大手7卸
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 千葉県畜産総合研究センター 太平洋セメント株式会社 小野田化学工業株式会社 ポイント ケイ酸と消石灰から製造した資材(非晶質ケイ酸カルシウム水和物)を利用した新しい畜産排水の高度処理システムを開発。 畜産排水の着色、リンを除去。回収物はリン酸肥料として活用。 排水中病原性微生物の指標となる大腸菌群を99%以上除去。 概要 農研機構 畜産草地研究所、千葉県畜産総合研究センター、太平洋セメント株式会社、小野田化学工業株式会社は、畜舎汚水処理で従来から問題となっていた浄化処理水の着色を除去すると同時に、病原性微生物の指標となる大腸菌群を99%以上除去し、さらに排水中のリンを回収して肥料として利用できる技術を開発しました。 この技術は、新規に開発したケイ酸と消石灰からなる非晶質ケイ酸カルシウム水和物を用いており、畜産分野での汚水処理の高
5月2日、オーストラリアの研究機関「CRC Care」が、豚のふんを燃料に変えることができる装置を開発し、環境問題解決への期待がかかっている。ベルリンで1月撮影(2012年 ロイター/Thomas Peter) [シドニー 2日 ロイター] オーストラリアの研究機関「CRC Care」が、豚のふんを燃料に変えることができる装置を開発し、環境問題解決への期待がかかっている。 バイオリアクター「PooCareTM」は、長さ30メートル、高さ10メートルの大型装置で、ふんからバイオガスを生成することができる。バイオ燃料として料理や暖房に使えるほか、余ったふんは肥料として農家に提供される。1基あたりの開発費用は3万5000豪ドル(約290万円)。 推定7億頭の豚が飼育されているという中国では、ふんの量が年間140万トンに上り、環境問題となっている。現在、同国で肥料として使われているふんは、全体のわ
家庭の生ごみを堆肥(たいひ)に変える材料「ぼかし」の製造作業が16日、富士河口湖町勝山の同町ごみ減量工房で始まった。同町の可燃ごみは、富士吉田市の環境美化センターに委託処理している。年間1万1000トンのうち約4分の1は家庭の生ごみが占めており、堆肥化は環境美化と焼却費軽減につながると期待されている。 ぼかしは、米ぬかにEM(有用微生物群)活性液を混ぜ、密封容器で半年間熟成させて作る。このぼかしを、容器に入れた生ごみにまぶし、密閉・圧縮させて10日〜2週間すると堆肥となる。この過程でできる発酵液は、原液をトイレの便器清掃に使ったり、100倍に薄めて浴槽や台所の排水口に流すと、きれいになるという。 この日の作業には、町職員に加えて、町の婦人ボランティアグループ「ポトリの会」(宮下正美会長)や「女性センターみずうみ」(渡辺弘子会長)の会員も参加。米ぬかにEM活性液を加えてかき混ぜ、密封容器18
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