チェコにある、ほとんど知られていない街(というより村に近い)「リトミシュル(litomysl)」は、おそらくこれから日本で流行るのではないか?と思えてならない、なんともいえないかわいさのある街だった。 訪れた人が「チェコで一番良かった」と口をそろえてしまうというリトミシュルの秘密とは、いかに。 (昨年の12月に訪れた、チェコ政府観光局と編集長をつとめるLinkトラベラーズの企画による取材より) コンパクトな街、どこを見ても風情ある風景 リトミシュルは、人口がほぼ1万人。これは東京都であればギリギリで「町」、一歩間違えれば「村」になってしまう数だ。面積は33平方キロメートルとそこそこの大きさなのだが、実際に人が住んでいて観光として訪れるような場所は、おそらくテーマパークほどの広さと変わりが無い。相当にコンパクトなのだ。 街の特徴といえば、かのスメタナが生を受けた地であること、中心にあるリトミ