ノーコードの限界は意外と近い ーー小学校でプログラミングを勉強することになったり、プログラミングスクールが増加したりと、プログラミング自体はより普及が進んでいる時期だと感じます。そんな中で、ノーコード開発が普及することに、どのような印象をお持ちでしょうか。 まつもとゆきひろ氏(以下、まつもと):私自身はプログラミングができる立場なので、なかなかノーコードとローコードの領域に対して、魅力を感じにくいところがあると思います。ただ、懸念に思っていることはあります。例えばノーコードと言っても、本当になにもしないで望むものを得られるわけではありません。なんらかのかたちで、何を望んでいるかを伝えないといけないわけです。 ノーコード開発と言われているものでそれができるのは、領域を非常に絞って、既存の部品の組み合わせによって目的を達成できるからだと思うんですよ。しかし、人間のやりたいことは多岐にわたってい
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