【ネ申1oo】EXTRA 鼎談:もふくちゃん×宇野常寛×喜屋武ちあき 「多神教」時代のオタク文化とは? SWITCH VOL.29 NO.7「特集・ソーシャルカルチャーネ申1oo」のWEBオリジナル番外編。批評家・宇野常寛、グラビアアイドル・喜屋武ちあき、そして同特集にも登場したもふくちゃんが、あらためて語るオタク文化の進化形 もふくちゃん 本名・福嶋麻衣子。東京藝術大学音楽学部卒業後、秋葉原にあるライブ&バー「ディアステージ」やDJバー「MOGRA」を運営する(株)モエ・ジャパンの代表取締役社長。ディアステージが監修したライトノベル『放課後あいどる 僕と生徒会長の××』(鴨志田一・著/小学館ガガガ文庫)発売中 http://moejapan.jp/dearstage http://www.twitter.com/mofuku 宇野常寛 78年生まれ。批評家。批評誌〈PLANET
2008年4月、思想誌『思想地図』がNHKブックスから創刊された。批評家の東浩紀と社会学者の北田暁大が編集を務める同誌は、3月刊行の5号をもって一度幕を閉じる。来年秋には東浩紀、宇野常寛、濱野智史ら5名の批評家陣による合同会社コンテクチュアズを版元に第2期の刊行を始める予定だ。彼らはゼロ年代をどう捉え、来たる10年代に備えているのか? ゼロ年代が終わりを告げようとしている2009年12月26日、11月に刊行された第4号「特集・想像力」をめぐり、東浩紀と宇野常寛によるトークショーが青山ブックセンター本店にて行われた。その模様をレポートする。 自分たちの好きなものに、普遍的なテーマを見出した(宇野) 東:突然だけど、どうだった? 『思想地図』4号を編集してみて。 宇野:大変だったけど、非常にいい本になってよかったです。東さんから「4号の編集を手伝ってくれない?」と言われたとき、まず「3号に負け
皆さん、初めまして。新文化研究会のKY(空気が読めない)要員(?)、入江由規(いりえよしのり)です。甲南大学の文学部で社会学を専攻する新4回生です。単位がやばいため、未だに毎日講義が入っている阿呆の子です。 ……と、たいへんに痛い自己紹介はこのへんまでにしておきまして……今回は、最近、改めて放送が始まったTVアニメ『涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱』についてお話させて戴きます。 『涼宮ハルヒの憂鬱』は2003年に(角川)スニーカー大賞を受賞した、谷川流(たにがわながる)先生が手がけるライトノベルで、2006年にアニメ化され、EDのダンスなどが話題となって注目を集めた、現在でも根強い人気を誇る大ヒット作品となっています。 同作は、常に不思議なものを求め、高校入学当日に、初対面のクラスメートの前で「ただの人間には興味がありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところへ
「1995年前後」の変化は二つの意味において正確づけられる。一つは平成不況の長期化という「がんばれば、豊かになれる」世の中から「がんばっても、豊かになれない」世の中への移行であり、もう一つはオウム真理教による地下鉄サリン事件に象徴される社会不安という「がんばれば、意味が見つかる」世の中から、「がんばっても、意味が見つからない」世の中への移行である。そして社会的自己実現への信頼が大きく低下した結果、「~する」「~した」こと(行為)をアイデンティティに結びつけるのではなく、「~である」「~ではない」こと(状態)をアイデンティティとする考え方が支配的になり、自己実現の結果ではなく、自己像=キャラクターへの承認が求められる。問題に対しては「行為によって状況を変える」ことではなく「自分を納得させる理由を考える」ことで解決が図られる。このような90年代後半的な社会的自己実現への信頼低下を背景とする想像
2009.06.30 GEISAI大学講師:宇野 常寛氏 本日は、GEISAI大学 第1シーズンの1「ちょっと難しい話」 7月24日(金)の講師、宇野 常寛氏にインタビューをさせて頂きました。 カイカイキキのオフィスへお越しいただいた宇野氏と、 GEISAIチアマン村上隆との、対談形式のインタビュー。 初顔合わせ、かつ、ほぼアドリブの質問に、 宇野氏の途切れることの無い鋭い意見のお話に、 GEISAI大学本番で、思う存分にその手腕を発揮している宇野氏の講義が、 実に楽しみな内容となりました。 <GEISAIの印象等をお教えください> 宇野:これ正直に答えた方が良いんですか? 村上:「良いです、良いです、正直に」 宇野:正直にですか(笑)、えー、そうですねぇ。 村上:「良いですよ、意地悪で、あっはっは、本音で(笑)」 宇野:そうですか? 後で、問題になったりしません? 村上:「どう
ゼロ年代の想像力 作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 41人 クリック: 1,089回この商品を含むブログ (263件) を見る ・前提 「モノはなくても物語がある」 ⇒ 「モノはあるが物語がない」 「不自由だが暖かい(わかりやすい)社会」 ⇒ 「自由だが冷たい社会」 「〜する」「〜した」こと(行為)がアイデンティティ ⇒ 「〜である」「〜ではない」こと(状態)がアイデンティティ 自己像=キャラクターへの承認が求められ、問題に対しては「行為によって状況を変える」ことではなく「自分を納得させる理由を考える」 ・古い想像力 社会的自己実現への信頼低下は90年代後半にかけて最も広まった。『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)は上記の前提に基づいており、社会的自己実現の嫌悪が「がんばると、必ず過ちを犯し誰かを傷つける」という世界
コンテンツへスキップ 【中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞・親鸞賞受賞作!】 木内昇による「櫛挽道守」は、幕 続きを読む 櫛挽道守→ 【「アメトーーク!」読書芸人でも紹介され、大反響!】絶対的な闇、圧倒的な光。「運 続きを読む 教団X→ 「まんしゅう家の憂鬱」は、まんしゅうきつこによる独特な視点とユーモア溢れる作品で 続きを読む まんしゅう家の憂鬱→ 『マスカレード・ホテル』は、東野圭吾の作品で、木村拓哉、長澤まさみ主演による映画 続きを読む マスカレード・ホテル→ 『夏のバスプール』は畑野智美による胸キュン青春小説です。 物語は、夏休み直前に女 続きを読む 夏のバスプール→ プロミスを含め、すべてのローンは、利用できる年齢が設定されています。 未成年の方 続きを読む プロミスは未成年でもカードローンを借りられる?→ 多くのクレジットカードは申し込んでから使えるまでは数日から数週間程度の時間が必
武田 : はじめに、なぜこの出版不況という折に自らメディアを作ろうと思われたんでしょうか? 黒瀬 : 『Review House』(以下『RH』)は元々、美術を中心としたアート系カルチャー誌を作るということでした。僕には美術家としての活動や批評活動という目的があるので、その実現のために編集同人として手伝い始めました。 武田 : 自分を見せる場所として参加された? 黒瀬 : 自分を見せるんだったら個人の活動で済むんですが、例えば僕が作品をどこかで発表したとして、どういう人が見てくれるのか? どんな影響を与えられるのか? ということを考えると非常に心許なかった。そんな中で、自分のメディアを持てるということは大きな力になると思ったんです。 宇野 : その時『美術手帖』(*1)に投稿しよう、そっち界隈に行こうとは思わなかったんですか? 黒瀬 : 今『美術手帖』という雑誌は「旅とアート」や「癒し」の
月刊サイゾー連載時より、関係各所で自爆・誤爆を引き起こした名物連載「サブカルチャー最終審判」。宇野常寛氏と更科修一郎氏が、アニメ、映画、ドラマ、マンガ、小説……の批評・評論の慣れ合いや御用ぶりをメッタ斬る”お口の悪さ”が際立った連載だったが、その内容は一読の価値アリとも言われる「ごもっとも」なもので、一部からは高い評価を受けた。 その連載が書籍化して1カ月、著者である宇野氏にインタビューを敢行し、今だから話せる連載の経緯や”自爆・誤爆ぶり”、さらにはサブカルチャー各ジャンルの話題になったコンテンツについて話を聞いた――。 ──(本誌読者は説明不要ですが)まずは日刊サイゾー読者のために『批評のジェノサイズ』の概要を教えてください。 宇野 近年のサブカルチャー、それぞれのジャンルにどんな流れができていたのかということを分かりやすく解説している内容になっていると思います。それはもちろん、業界地図
宇野常寛『ゼロ年代の想像力』(早川書房、2008年)を読んで私が感じた最大の不満は、同著が90年代後半以降のサブカルチャー作品を多数採り上げ、漫画『DEATH NOTE』を新時代の「決断主義」を象徴的に描いた作品として詳しく取り扱いながら、同時期に漫画界のトップランナーであり続けた作品であり、『DEATH NOTE』と同じ『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ONE PIECE』への言及を全くと言っていいほど含んでいないことであった。 当ブログではこれまで『DEATH NOTE』と『20世紀少年』を採り上げ、ともに正義にまつわる問題との関連で論じたことがある。両作品を比すと、前者よりも後者の方が思想的な重要性が大きく、内容もより複雑であったが、『ONE PIECE』は内容において両作品よりも遥かに明快でありながら、思想的には最も尖鋭な領域にまで踏み込んでおり、三作の中で最重要の作品と言って
右は宇野氏の「PLANETS vo.l6 お笑い批 評宣言」、左は荻上氏が編纂した『日本を 変える「知」』。それぞれ、若い書き手が複 数参加している。 ■前編はこちらから。 荻 ブログも新聞もテレビもすべてフラットに扱われることになったとき、確かに既存のメディア企業はビジネスプランの見直しを求められる。そして今は、上手に対応できてないから嘲笑されてもいる。でも逆に、彼らが適切なノウハウを習得すれば、罵倒にタダノリしてるだけの草の根ブロガーなんか吹き飛ぶでしょ。その時にはメディア企業として「強い」ほうが勝つわけだから。既存のメディアをバカにするだけで、それを最適化する可能性を放棄してしまうのも、違うしね。 宇 『新世紀メディア論』がいいのは、「誰もが発信者になるから、メディアは素人のものになったんだ」みたいな言説に冷静に対応しているところだよね。今、インディーズのイベントを企画すると大体、コ
近頃、30歳前後の若手批評家たちがメディアへ登場する機会が増えた。本誌連載陣でもある宇野常寛氏と、『ウェブ炎上』(ちくま新書)などの著書を持つ荻上チキ氏は、その代表格ともいえる2人である。 彼らには、いくつかの共通項がある。ひとつには、それぞれインディペンデント・メディアを自ら運営していること。宇野氏は自身が主宰する企画ユニット「第二次惑星開発委員会」からミニコミ誌「PLANETS」を発行しているし、荻上氏は人文系ニュースサイト「トラカレ!」を運営するほか、批評グループ「シノドス」が発行するメールマガジン「αシノドス」の監修も行っている。形態こそ雑誌とウェブで異なるが、どちらもメディア関係者をはじめ、広く注目を集めている。 「プレミアサイゾー」で続きを読む
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「ゼロ年代の想像力」から抜け落ちているもの(1)〜「進軍ラッパ」を吹きならしたドラゴンアッシュ〜 - 想像力はベッドルームと路上からの続きを書く前に、id:amiyoshidaさんのコメントに回答しつつ、「決断主義」に対する自分なりの定義と、そして「決断主義」の抱える幼児性がどこにあるのかについて書いてみようと思う。 ちなみに、下の文章の対象となるのはアニメとかマンガとかの所為「オタク文脈」ね。 ■「決断主義」の必須要件 私は宇野氏じゃないので彼の定義はあのテキストだけではわかりませんが『ザ・ワールド・イズ・マイン』は「ゲームのようにルールが限定された状況における決断」の話ではないのでちょっと違うと思いました。『バトルロワイアル』『デス・ノート』的なゲームの状況設定の話だと思います。近いのは『未来日記』『ひぐらしのなく頃に』『なるたる』なんじゃないかな〜?『皇国の守護者』なんかもそうだと思
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
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