鶴見俊輔『をつむぐ人たち』より 貧困・搾取・差別・格差 100年以上前に生まれた人も、今自分が悩んでいることに悩んでいた。 ある者は社会に抗い、戦争中に飢え死にした。 ある者は媚びることで生き延びた。 金子ふみ子という人物は獄中自殺をした。 この方、籍がないため小学校に入れなかったそうだ。 そのため、勉強ができない。 「偉い人間になりたい」 彼女は知識欲がものすごく、高校生の頃に必死に勉強したそうだ。 ところが、「偉い人間になることほどくだらないことはない」と考えた。 彼女は、理想的な社会像を描けなかった。社会を革命によって一度壊しても、その結果はたいして期待はできないと考えた。 ある日朝鮮人と出会い、恋に落ちていく・・・ そして、関東大震災のあとに皇太子暗殺計画を企てたとして、捕まり、獄中自殺を遂げる。 ・・・ この方についてもっと知りたい。 ということで、傷病手当が入ったら古本屋で探し