【鉄道貨物新時代⑨】複数の路線でDD200の利用が始まるこの春に最も顕著な動きはDE10形式ディーゼル機関車から、DD200形式ディーゼル機関車への切り換えが目立ったことだろう。 JR貨物が発表した車両ごとの新製車両数を見ても、DD200は8両とダントツに多い。DD200は2017年に量産先行車の901号車が造られた。新製車両の中でHD300形式ハイブリット機関車が、貨物駅構内の貨車の入換えのみに使われているのに対して、DD200は駅構内の入換えだけでなく、本線の短距離区間での列車牽引が可能な車両として造られた。両機能を持っていたDE10の後継機と言って良いだろう。 配置は全車が愛知機関区となった。愛知機関区への配置ながら、興味深いことに、運用は北陸、新潟、東北、九州と広域にわたる。 ↑2017年に登場したDD200形式ディーゼル機関車。写真の901号機は量産先行車で試運転が2年にわたり続