東京電力が福島第1原発の事故で、フランス電力(EDF)や核燃料会社アレバなどフランスの原子力関連企業・機関に支援を要請したことが分かった。ベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相が28日、ラジオ番組で明らかにした。 ベッソン担当相は「東電からの支援要請は初めて」とした上で、フランスの原子力庁にも要請が来たと述べた。 EDFは18日に、専門家の派遣や原発事故に対応するロボットを含む資材130トンの搬送など独自の救援計画を発表しているが、担当相の報道官によると、東電からの要請は同計画とは別枠。フランス公共ラジオによると、要請の詳細は分かっていない。(パリ共同)
◇いま周産期医療が崩壊しつつある。だが、医療だけを見ていては問題は解決しない ◇小林美希(こばやし・みき=労働経済ジャーナリスト) 脳内出血を起こした東京都内の妊婦の救急搬送が8病院で断られ、最終的に受け入れた都立墨東病院で出産後に死亡した、いわゆる「墨東病院事件」(2008年10月)から1年余り。この事件は、周産期医療(妊娠22週から生後7日未満の母子を対象とした医療)の崩壊を象徴するものだった。 事件を受けて都は周産期医療体制の再構築を表明。09年3月には「母体救命対応総合周産期母子医療センター」(スーパー総合周産期センター)制度を開始した。緊急に母体救命措置を必要とする妊産婦について、昭和大学病院など3病院が、救命救急センターと連携して必ず受け入れるシステムだ。また、厚生労働省は同年11月、「周産期母子医療センターの整備指針」を13年ぶりに全面改定。妊産婦の救急受け入れ医療機関を増や
幼い子どもの新型インフルエンザ感染死が増えている。一体何が起きているのか。自治体の記録などから読み取ると--。【國枝すみれ、山寺香】 26日までに、新型インフルエンザ感染により10歳未満で死亡したのは全国で6人。そのうち5人にはぜんそくなどの基礎疾患がなかった。厚生労働省のまとめでは7月28日から10月13日までの新型インフルエンザによる入院患者は2146人。10歳未満は約6割の1234人に上る。 死亡例が3件の東京都。男児(3)は19日に38度の熱を出し、医療機関でかぜと診断された。20日、熱が39.6度に上昇、午前9時過ぎに再受診。インフルエンザA型陽性で、昼前にタミフルを1回飲んだ。自宅ではアイスクリームを食べるなど比較的元気だったが、午後5時過ぎに嘔吐(おうと)していたのを発見された。呼びかけに反応がなく救急搬送された。異変に気づいて30分で病院に着いた時には心肺停止状態。午後
今年度補正予算の見直しで、政府は16日、総額2700億円の研究費を30人の研究者に分配する「最先端研究開発支援プログラム」について、1200億円を減額し総額1500億円とすることを決めた。科学技術政策を担当する菅直人副総理兼国家戦略担当相は700億円減の2000億円とする方針を発表していたが、補正予算のさらなる圧縮のため再減額された。 1500億円のうち1000億円を支給対象に選ばれている30人に配分し、残り500億円を新たに公募する若手・女性研究者に振り分ける。菅副総理は同日、「鳩山総理は来年度予算等を含めて、今回縮減したものについて実質的に見合う対応をすると話している」と減額分の穴埋めに含みを持たせ、理解を求めた。 同プログラムでは、支給対象者30人は他の研究費助成を受けられず、海外在住者も帰国が義務づけられるなどの条件が課されている。減額を受け、内閣府はこの条件の見直しを含めて検討を
小渕優子少子化対策担当相が主宰する「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」の第1回会合が10日、内閣府で開かれた。出産・育児の前段階で、なぜ結婚をする人が減っているかを考えるのが目的。若者の文化や意識に詳しい三浦展氏(カルチャースタディーズ研究所・主宰)、『パラサイト・シングルの時代』などの著作で知られる社会学者の山田昌弘氏(中央大学文学部教授)、統計の専門家である金子隆一氏(国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部長)の3氏からヒアリングした。 三浦氏は、男性のモテる条件は、かつての「3高」(高学歴、高収入、高身長)から「3低」(低リスク、低依存、低姿勢)へと変わり、「空気が読める」といったコミュニケーション能力や共感能力に重点が移っていることを説明した。 山田氏は、これまでの少子化対策は時代の変化に対応できていなかったとして、(1)特に低収入の男性が結婚相手として選ばれ
おおさか支局が引っ越します。現在、毎日新聞ビル5階にあり、どなたでも自由に来ていただけたのですが、今月後半から15階に移ります。受付を通ってもらわなくてはならず手間が増えますが、これまで同様、気軽にお立ち寄り下さい。 引っ越し準備を進めているところですが、開設3年もたてば、アカもたまればゴミもたまる。ええい、ままよと捨てています。身軽になって心機一転、再スタートです。 ◇ 先週の本欄について、「(同性愛者の)取材相手の人格を否定するような書き方に怒りを覚えた」と、おしかりのメールをいただきました。 そのようなつもりはまったくなかったのですが、誤解を招く表現で、不快に思われた方々にはおわびします。【松井宏員】
取材を終えて帰り支度をしていたら、取材相手に「かくしごと、ないですか?」と聞かれた。隠し事はないことはないが、初対面のあなたに言う必要はない。なんで、そんなことを聞くのか。相手はゲイの男性。ゲイは繊細だというから、何か特別な感覚で察したのか。そうだとしたら気味が悪い。なんてことが瞬時に頭を巡ったが、実は「書く仕事」だった。 漫才は聞き間違えたフリしてボケる。「うちのサイがね」「君とこ、サイがおるんか」「違うがな。女房、奥方、山の神」という、いとし・こいしの漫才みたいに。笑い話で済めばいいが、「悪夢や」とボヤく相手に、「アコム?」と聞き返して不興を買ったこともある。かと思えば、わざとボケて無視されることもある。聞き間違いはフリも含めて難しい。【松井宏員】
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