豪マードック大学(Murdoch University)が提供した象鳥の想像図(2010年3月9日提供)。(c)AFP/IRENE DELUIS 【3月10日 AFP】オーストラリアの研究チームは10日、世界で初めて、モアや象鳥など絶滅した鳥類の卵殻化石からDNAを抽出したと発表した。研究論文は英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された。 DNAの抽出は、人類によって絶滅した鳥類のゲノムを知るための大きな一歩となるが、一方で、これによって映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』のように絶滅した生物を復活させられるわけではないと研究者たちは話している。 ■卵殻化石からDNAを抽出 豪マードック大学(Murdoch University)のマイケル・バンス(Michael Bunce)氏が率いる研究チー