via nakrnsm 私は沖縄の西表島が大好きなのですが、この島の干潟で多くのシオマネキを見ることも、楽しみの一つです。 シオマネキのオスは片方のはさみが不自然なほど大きく、もう片方は小くなっています。小さいはさみで砂をすくい餌を食べ、大きいはさみで「まねく」動作をしてメスを惹き付けます。大ばさみはまた、巣穴に入ってくる敵をガードする時にも使われます。ちなみに、メスのはさみは両方とも小さくなっています。 オスの大きく発達したはさみは、求愛行動のための性選択によって発達したと考えられてきました。しかし一方で、この大きすぎるとも言えるはさみは、生存上のコストを考えるとむしろマイナスで、求愛行動のためだけに発達したと考えるには不自然だとも考えられてきました。 今回、アメリカの研究者らは、オスのこの大ばさみが体温調節にも大いに役立っていることを新たに示しました。 Thermoregulation