能登半島地震で損壊した石川県の県、市、町道について、国土交通省が地元自治体に代わって復旧工事を担う方針であることが8日分かった。県内の道路は奥能登を中心に陥没や隆起、ひび割れが相次いで確認されている。国は県市町の財政負担を減らし、早期復旧につなげる。 2020年5月に改正された道路法では、迅速な災害復旧を図るため、国が地方道の修復を代行できると定められている。 のと里山海道に関し、国交省は県に代わって復旧工事に当たる方針で、斉藤鉄夫国土交通相は8日、地元関係者に対し、要望があれば他の県市町道も国直轄で復旧する考えを示した。