米国シリコンバレーに起業ブームが巻き起こっています。多くの若者たち(中には著名企業出身のベテラン技術者もいます)が、Google社やFacebook社のような会社を自分たちの手でつくろうと、こぞってベンチャー企業を立ち上げているのです。しかも、現在のトレンドはITベンチャーではなくハードウエアベンチャー。そう、シリコンバレーは今、ものづくりに沸いているのです。つい先日(2014年5月20日)まで、そんなシリコンバレーの今を取材してきました。そこで強く感じたのは、この大きな潮流において、日本の存在感が皆無に近いということ。ものづくり大国ニッポンは何処へ? このことに気付いたのは、早くも取材1日目。あるアクセラレーター(創業間もないベンチャー企業に小額の投資をする投資家)が主催するイベントを取材している時でした。 アクセラレーターは、事業として成功しそうなアイデアを持つ起業家たちに投資をし、さ