東日本大震災の大津波によって庁舎が被災した陸前高田市役所。庁舎内に保管されていた数多くの公文書も、浸水、流出といった甚大な被害を受けた。公文書は〝市民の財産〟でもあり、これらを1ページでも多く救おうと、旧矢作小学校舎内で市役所OBやOG、専門機関の協力を得ての復旧作業が展開されている。 震災前、庁舎内や庁舎裏の書庫には、各種施策の文書、記録、市制施行前の貴重な資料などを保管。その数は10万冊以上にのぼるといわれ、津波による浸水や泥に埋まるなどの被害に遭った。 急を要し、持ち出しが可能な書類は、職員らが被災庁舎から回収。陸上自衛隊も作業を行い、書庫に保管した文書のうち約1万5000冊を取り出すことができた。しかし、浸水して汚れた文書はカビの発生が懸念され、乾燥作業が急務とされていた。 とはいえ、市職員の数が足りず、文書復旧作業まで手に負えない状態。文書内容を見た上での分別も必要なため、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く