茶堂と茶屋 峠に着くと新しい風が汗ばんだ頬を撫でていき、見下ろすその先にはこれまでとは別の新しい世界が広がっているような感じがします。おおげさに言えば、峠は二つの世界の境にあり、境界線の役割を果しています。 峠につきものなのが、時代劇に欠かせない峠の茶屋。店先の床几(しょうぎ)に腰掛けて茶をすする旅人、といったような光景が目に浮かんできます。峠に茶屋があるのは、旅人の求めに応えるというのが第一の目的でしょうが、もうひとつ、古い信仰がその下地にあると思われます。それは、峠が二つの異なった世界の境界に位置するということと関係しています。しかも、茶屋という言葉自体別な意味をもっているのです。 三重県の海岸部では、村人が海岸に集まって初盆の供養をしますが、そのとき、供養の塔婆を安置したテントのことを茶屋とよんでいます。浜松市などで盛んな盆行事である遠州大念仏では、この世に帰ってきた祖先の霊が、
「森の文庫」と「きのこ文庫」 京都内の2つの文庫を紹介させていただきましたが、皆さんどちらがお好きですか? 同じ文庫でありながら、「森」と「きのこ」は方向性が少し違います。「森」の方は自然と調和された、親子での 自然観察を目的とされた場所。「きのこ」はPOPで人工的ですが、近くに遊具などもあって子どもとのふれあいを 目的に作られています。植物園に入るには入場料(大人¥200、小中学生¥80)が要りますが、関西で配布 されている「子育て応援パスポート」を持っていれば、保護者1人は無料で入ることが出来ます。 全国にこのような自然文庫がどれだけあるのか分りませんが、親子で楽しめる場所が1つでも増えることを祈って。
京都市民の憩いの場「京都御苑」。広大な敷地の「京都御苑」の一角には豊かな自然が広がる『母と子の森』と名付けられたエリアがあります。その森には童話の世界の一場面と見間違うような”森の図書館”があるのです!『森の文庫』と名付けられた小さな森の図書館を探しに、都会のオアシス「京都御苑」を訪ねてみませんか? 「京都御苑」は京都市内中心部にありながらも自然が豊かで市民の憩いの場になっています。「京都御苑」はもともとが皇室の苑地に当たる国民公園という珍しい公園。国民公園は環境省が管理していて、「京都御苑」「皇居外苑」「新宿御苑」と日本で3つしかないという公園なのです。 そんな「京都御苑」内には、過去にたくさんの屋敷が立ち並んでいましたが、明治時代以降は御所など一部の建物を残して屋敷を撤去し、樹木植栽が行われました。そのおかげで多種多様な自然に出会える豊かな自然が現在も残されています。 そんな「京都御苑
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