京都大学と住友林業は28日、世界で初めてとなる木で造られた人工衛星を開発したと発表しました。 お披露目されたのは、大きさ約10センチ、重さ1キロほどの超小型の人工衛星「リグノサット」です。 原料であるホオノキをネジや接着剤を使わずに組み上げた骨組みに、太陽光パネルが取り付けられています。 人工衛星は処分方法が課題となっていて、木造であれば大気圏に突入する際に燃え尽きるため、大気汚染の原因物質を発生させないということです。 京都大学の土井隆雄 特定教授 「(将来的には)アルミのレールの部分も木材にするし、 基盤自体も100%の木造人工衛星を作りたいと考えています」 今後、人工衛星はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に引き渡され、今年9月にはアメリカのスペースX社のロケットで宇宙に飛び立つ予定です。
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