【シカゴ時事】6日行われた米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦「スーパーボウル」の生中継番組で、割引クーポン共同購入サイト運営の米グルーポンが流したコマーシャル(CM)がインターネット上で批判を浴び、同社首脳が釈明に追われる騒ぎがあった。チベット問題を軽々しく取り上げたとの印象を与え、多くの視聴者が不快感を覚えたようだ。 批判されたのは米イリノイ州のヒマラヤ料理店に関する30秒間のCM。チベットの景色や人々が映し出され、男性俳優が「チベットの文化が危機にさらされている」と朗読。その後同店でこの俳優が割引クーポンについて説明する内容だ。 米メディアによると、メイソン最高経営責任者(CEO)は、深刻なチベット問題を軽視しているわけではないと反論した。スーパーボウルでは30秒間のCM枠購入に300万ドル(約2億4600万円)が必要だったと報じられているが、宣伝が裏目に出た可