小規模農家が多いアフリカでは、天候不順や病気で一つの作物が不作になっても、ほかの作物で主食をまかなえるようにしているのだという。 なかでも気になったのが、料理用のバナナだ。首都キガリにある市場に足を運んだとき、房のままごろごろ並べられた巨大な緑色のバナナはエネルギーの塊のように見えて、食欲をそそられた。 一緒に街を歩いていた旅行ガイドに、「あれが食べてみたい」とお願いし、知人の店に連れていってもらった。 エルネスト・セベラ(39)が営むレストラン「フィックステック・ファストフード」は、バイクタクシーが忙しく行き交うビジネス街にあった。界隈で働く人たちが短時間で食べられるようにと、店名に「ファストフード」と付けたが、ふつうのルワンダ料理のメニューもある。値段は一品200円と安い。 レストランの入り口に立つセベラ Photo: So Kosuke ガラスケースに並んだ料理のひとつに、赤いスープ
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