気象庁は、31日から日本の上空に強い寒気が流れ込み、2月3日頃にかけて、北日本から西日本の日本海側が大雪になる恐れがあると30日発表した。 新潟や長野の一部地域では、2005年から06年にかけて死者152人を出した平成18年豪雪に匹敵する積雪になる可能性もあるとして、除雪作業中の事故や雪崩に注意するよう呼び掛けている。 同庁によると、31日午後6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多い所で、北陸100センチ、東北と長野が50センチ、近畿40センチ、北海道と岐阜が30センチ、中国20センチ。 この冬、青森で約4メートル、山形や新潟で3メートル超、鳥取、長野で2メートル超の積雪を記録するなど、日本海側を中心に豪雪となっている。同庁によると、南米ペルー沖の水温が下がる「ラニーニャ現象」の影響で「亜熱帯ジェット」と呼ばれる気流が南へ蛇行し、大陸からの寒気が南下しやすい状況が発生。さらに、「