名古屋市千種区の高級分譲マンションで、耐震設備の「構造スリット」(すき間)に施工不良があることが分かった。管理組合によると、設計図面にある約550カ所のうち6割で、すき間の深さが足りないなどの問題があった。建設したゼネコンの安藤・間(東京)が施工不良を認め、補修工事をしている。 千種区星が丘元町の分譲マンション「フォレスト東山パークハウス」(128戸)。2003年に完成し、三菱地所(東京)が最高1戸2億円で販売した。 構造スリットは、壁の揺れを柱に伝えないために柱と壁の間に作るすき間で、緩衝材を入れることもある。管理組合の調査では、図面では約550カ所あるはずのスリットが、106カ所で施工されていなかった。深さが足りない箇所が196カ所、ゆがみなどが12カ所あったという。 14年にマンションの大規模修… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料
![三菱地所の高級マンション、耐震設備に施工不良 名古屋:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2f03c1c338c09361c96132391e04601234d0266/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20160325005243_comm.jpg)