EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
![ノーツ移行プロジェクトの落とし穴一覧](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/528fda81eec5105d26610f1b40e6f4bd8c2b6396/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fez-cdn.shoeisha.jp%2Flib%2Fimg%2Fcmn%2Flogo2.png)
今回は『運・不運』ということについて考えてみたい。わたしは人前でリスク・マネジメントの話をするとき、受講者に「あなたは運・不運があると思いますか?」という質問からはじめることが多い。「無い」と答えるのは20代の若い人で、中高年はたいてい「ある」と答えると、以前、書いた。若いうちは自分に自信があるが、歳をとるにつれ思いもよらぬ出来事に見舞われるからだ、と考えてきた。 ところが先日、ある大学の3年生にこの問いを発したところ、過半数の学生が「ある」と答えたので愕然とした。むろん、昨年のようなひどい災害のあとでは、無理もないのかもしれない。しかし、皆がそう答えた一つの理由は、就職活動の経験にあったらしい。なにか割り切れない、理不尽さを感じたのだろう。また就活の時期に前後して、「勝ち組・負け組」といった言葉も出てくる。そう言いたくなる気持ちも、少しは分かる気がする。だが、ちょっと待ってほしい。運・不
How to Spot a Good IT DeveloperJames Grahamすぐれた開発者を見つけるにはジェームス・グラハムどういうこと?プロジェクトの成功は「優秀な開発者がいるかどうか」にかかっています。開発者を見つける際、候補者の中から、すばらしい成果を上げる人材を見つけるにはコツがあります。開発者と相談新しい候補者を面接する前に、自分のところにいる一番優秀な開発者と相談します。プロジェクトに必要とされる具体的な知識について、再確認しておきます。どんな開発ライフサイクル、方法論、ツール、専門分野の知識があればよいのか、 それは「あれば望ましい」のか、「必須」なのか?を確認します。知識を評価候補者の知識を評価します。開発チームの信頼できる代表者を交えた面接と、理論的なテストとを組み合わせます。すぐれたソフトウェアエンジニアであれば、「演習問題」にあるシンタックスエラーを苦もなく
IT業界の人からときどき聞く発言の一つに、「ITプロジェクトではクリティカル・パス法なんか使えない」という主張がある。わたしはスケジューリングとかタイム・マネジメントの分野で長く仕事をしてきたが、こういう主張をIT分野以外できいた覚えがない。IT業界人は知的な人が多いと思うが、自分達の仕事を“特殊な仕事”だと考える傾向も強いように思われる。無論ある意味では特殊な分野かもしれないが、だとしても1日の作業のあとに2日の作業をした場合、合計3日かかるのは、どんな仕事でも共通ではないか。なぜIT業界の人だけ、“ウチの分野は1+2=3の算数が成立しない”といった意味のことを言いたがるのか? 当初はとても不思議に感じた。 しかし、話しあっていく内に、次第にIT系の人たちの抱える不満、ないし問題がすこしずつ分かるようになってきた。クリティカル・パス法はいうまでもなく、プロジェクト全体を複数のアクティビテ
特許庁が進めてきた基幹系システムの刷新プロジェクトが失敗に終わり、開発に投じた約55億円が無駄になってしまったことが、先週相次いで報じられました。 [スクープ]特許庁、難航していた基幹系刷新を中止へ - ニュース:ITpro 朝日新聞デジタル:費やした55億円、水の泡に 特許庁がシステム開発中断 - ビジネス・経済 このプロジェクトに「内閣官房GPMO(ガバメントプログラムマネジメントオフィス)補佐官」の肩書きで2009年まで民間から参加した萩本順三氏(現 匠BusinessPlace 代表取締役社長)がFacebook上で当時を述懐しつつ、失敗の要因を分析していました。今後、失敗プロジェクトを繰り返さないためにも、重要な発言として本人の許可をいただいてまとめました。 特許庁の情報部門に幾度も中止を迫った 萩本順三氏の発言の主要な部分を引用します。 内閣官房GPMO(ガバメントプログラムマ
【第3回】IT導入でやってはいけないこと:まるごと! 中堅・中小企業とIT経営(1/4 ページ) 前回は、中堅・中小企業における経営課題とITサービスの活用方法についてお伝えした。今回は、企業がIT導入するときに「やってはいけないこと」について、事例をまじえて整理する。 IT導入の実態 企業のITサービス導入に関するデータとして、「日経コンピュータが」2003年と2008年にアンケート調査した結果(図表1-1)を紹介する。このデータによれば、アンケート調査をした企業814社のうち、品質、コスト、納期の3基準すべてで「当初計画通りの成果」を収めたプロジェクト(ITサービスの導入)を成功基準として成功率を算出している。結果、成功した割合は、2008年が「31.1%」、2003年は「26.7%」である。成功率は5年間で上がっているという見方もできるが、そもそも約7割の企業がITサービスの導入に失
前のエントリの続き。今回はどのような場面にどのツールがマッチするかを、自分なりの考えをふまえて紹介します。 ちなみに、それぞれのツールの使用経験はこんな感じ。 ビルドツール 使用経験 Ant 中〜大規模プロジェクトを1件 Maven 小〜中規模プロジェクトを複数件 Gradle 趣味のサンプルコードで複数件 SBT/Scalaは使ったことがないので除外。想像ですが、SBTをJavaプロジェクトで使うとなると、Gradle的な立ち位置になるかと思ってます*1。 ソースコードにJava以外も扱いたい場合 プロダクトコードには入れず、テストコードだけでGroovyを扱いたい場合も含みます。要するに、Java以外にコンパイルしたいソースコードがあるかどうか。 このケースでは、おとなしくGroovyを標準サポートしているGradleを使ったほうがいいかと思います。 Mavenでgroovyを扱えるよ
2011年02月07日 02:53 カテゴリプロジェクトデザイン プロジェクト推進者のための議事録の書き方 Posted by fukuidayo Tweet プロジェクトを設計(デザイン)し、前に進める。という仕事に取り組み始めてから、ありがたい事に多くの仕事の相談や依頼を受けるようになった。やってみて感じるのは、企画するだけでなくて、ものごとを確実に前に進めてくれる人をどこの企業も求めているんだなー、ということ。 プロジェクトを設計し、前に進める。というと大層なことをやっているように思えるかもしれないけれど、実は僕がやっていることは本当に単純で、 ・アジェンダをつくり ・会議をファシリテートし ・議事録を作成する ということをしているだけだ。もちろんプロジェクトを円滑に進めるために必要であれば、情報共有やプロジェクト推進のツールを提供したりもするけれど、基本的には無料で利用でき、汎用性
アクティビティが『お仕事の最小単位』であり、マネジメントの基本部品であることは前回の説明でご理解いただけたと思う。このアクティビティは、ときに「タスク」と呼ばれることもある。わたしも以前はタスクという呼び名の方を使うことが多かった。だが、プロジェクト・スケジューリング(特にPERT/CPM)の理論では伝統的に「アクティビティ」の語が用いられてきたこと、さらにPMIのPMBOK Guide(R)が、activityよりもっと細かな日々の雑務を"daily task"と呼んでいることなどを考え合わせて、このように語法を変えることにした。 ちなみに生産スケジューリングの分野では、アクティビティという語はあまり使われず、ほぼ同じ概念が「タスク」とか「オペレーション」とか、あるいは「オーダー」と呼ばれたりする。もっとも、プロジェクト・マネジメント理論では仕事を中心に、そのインプットとアウトプットとし
世の中におけるリーダーシップのあり方はさまざまだが、『計画』に対する態度によって、そのタイプを分類することができる。「計画=予測+意志決定」という公式を基準にするならば、予測に力をおく「計画重視型のリーダー」、あるいは意志の力を信じる「意志貫徹型のリーダー」、という2タイプが見えてくる。そう、前回書いた。 ところで、これ以外に第3のリーダーシップ・タイプがあり得ることにお気づきだろうか? それは、「勝ち組型リーダー」とでも言うべきタイプだ。 このタイプの人たちは、予測というものを信じない。そもそも、世はつねに乱流のごとく変転していると考える。しかし、意志の力があればどんな未来をも作り出せる、とも信じていはない。かれらが信じるのは、“世の中の流れ”である。相場の流れ、勝負の流れ、人脈の力関係の流れ、といった流れを瞬時に読んでは、勝ち組の側につく。そうして、世の荒波を生き残っていく。 言いかえ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く