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ブックマーク / thinkit.co.jp (194)

  • [Think IT] 第1回:JSONってなにもの? (1/3)

    JSONとは何か? JSONとはJavaScript Object Notationの略で、XMLなどと同様のテキストベースのデータフォーマットです。 その名前の由来の通りJSONはJavaScriptのオブジェクト表記構文のサブセットとなっており、XMLと比べると簡潔に構造化されたデータを記述することができるため、記述が容易で人間が理解しやすいデータフォーマットと言えます。 なお、JSONは2006年に「RFC 4627(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc4627.txt)」として公開されています。 例としてXMLとJSONで同じデータを記述したものをリスト1とリスト2に示します(図1)。 リスト1のXMLではすべての情報をタグで囲んだテキストノードとして記述していますが、XMLでデータを表現する場合、データの記述方法として属性とテキストノードの使い分けが

  • 多階層ネットワークが抱える問題

    今、ネットワークに何が起こっているのか 昨今、クラウド・コンピューティングが注目されています。連載では、この新しいITモデルを支えるネットワーク・インフラの要件について、ジュニパーネットワークスの考えを示すとともに、現在入手できる製品/サービスを紹介していきます。 この60年あまりの間に、ITは大きく進化しました。しかし、利便性と経済性を両立しなくてはならないという課題、つまり、性能と拡張性を向上させながら、同時にコストを削減するという課題は、変わりなく存在しています。果たして、クラウドは、この課題の救世主になれるのでしょうか。 クラウドによって利便性と経済性を両立できるようになるかどうかは、クラウドを支えるネットワーク・インフラにかかっています。 ネットワーク・トラフィックは、年々増え続けています。インターネットが普及し、2000年前後からはデジタル時代が到来し、ネットワーク上を流れる

  • プログラマブルなITプラットフォーム

    クラウド・コンピューティングの議論が格化する中、企業活動に直結した情報システムにも、新たな変化が求められています。特に、業務アプリケーションの提供形態が、クラウドによって変わっていきます。こうした変化に対応できるITプラットフォームが求められています。 連載では、既存のITプラットフォームが抱える課題を考察したうえで、米Morph Labs(日法人はモーフ・ラボ)が提唱する次世代ITプラットフォーム像を、4回にわたって紹介します。第1回の今回は、既存のITプラットフォームが抱える課題と、その課題を解決する次世代プラットフォームのあり方について解説します。 現行のITプラットフォームが抱える課題 1)部分最適化が引き起こしたサイロ化IT基盤 現在、企業のITプラットフォームは、"サイロ化"と呼ばれる分断状態となってしまっています。事業部や部門ごと、場合によっては業務ごとに部分最適化する

  • ストレージ階層化で価格性能比を高める

    ストレージの自動最適化が求められる背景 ハード・ディスク・ドライブ(HDD)の技術革新やサーバー仮想化技術の浸透などを背景に、階層型ストレージ管理をストレージきょう体内で自動化する需要が高まっている。コスト削減と応答性能(レスポンス・タイム)の維持・向上という、相反する2つの課題を同時に解決する手立てとして注目を集めている。 米EMC(以下、EMC)がストレージ製品に搭載している機能の1つである「FAST」(Fully Automated Storage Tiering: 自動階層化)は、こうした"自動階層化"を実現する代表的な例である(FAST機能紹介はこちら、VMware環境向けFASTホワイトペーパーはこちら)。 今回は、ストレージ階層化(階層型ストレージ管理)の必要性と効果から、ストレージ階層化を自動化するFASTまで、ストレージ階層化に関する最新技術動向を解説する。 ストレージ階

  • I/O仮想化技術の詳細

    I/O仮想化とほかの仮想化技術との違い 仮想I/Oは、サーバーのI/Oニーズに合わせて設計されています。サーバー仮想化やストレージ仮想化と競合することはなく、これらの仮想化を補完する位置づけにあります。仮想化されたサーバー・リソースやストレージ・リソースを自由自在に接続する役目を果たします。 I/O仮想化は、サーバー仮想化ではありません 仮想I/Oは、アプリケーションやOS、サーバー仮想化ソフト(ハイパーバイザ)に対して、I/O接続(ネットワークとストレージへの接続)機能を提供するものであり、サーバーを仮想化するものではありません。 I/O仮想化は、ストレージ仮想化ではありません 仮想I/Oは、従来のHBA(Host Bus Adapter)とまったく同じ方法で、ストレージをサーバーに接続します。複数のディスクやストレージを束ねて仮想化するものではありません。 サーバー仮想化は、1台の物理

  • 論理分割(LPAR)方式の仮想化

    アプリ/サーバー環境を仮想化する手法はさまざま 一言で仮想化技術といっても、用途に応じていろいろなものがあります。立場が異なれば、それぞれ異なる仮想化技術を必要とします。例えば、ホスティング事業者が必要とする仮想化技術と、ユーザー企業の情報システム部門が必要とする仮想化技術は、それぞれ異なります。 ホスティングの用途では、顧客ごとに独立したWebサイトを1台の物理サーバー上に構築できれば、それで十分です。これは、Apache HTTP ServerのVirtualHost(バーチャル・ホスト)機能などを用いることで、簡単に実現できます。ホスト名やIPアドレスの違いに応じて、アプリケーション側でリソースの振る舞いを切り替えるのです。わざわざ顧客ごとにマシン環境やOS環境を分ける必要はありません。 しかし、こうしたアプリケーション側での対応には、弱点もあります。例えば、アプリケーションの開発環

  • Hadoopシステム構築のノウハウ

    前回までの記事では、Hadoopがどのような背景で登場したのか、どのような能力を持っているのか、リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)やKey-Value Store(KVS)型データベースとはどのように異なるのかを解説してきました。 今回は、Hadoopを実際にエンタープライズ(企業情報システム構築)用途に活用するにあたって、押さえておきたいポイントを解説します。 Hadoop活用の課題 Hadoopは、オープンソースとして開発されています。2006年にDoug Cutting氏によってHadoopプロジェクトが立ち上げられて以来、ほぼ4年が経過し、現在ではApache Software財団が支援するトップ・レベル・プロジェクトとして多数の開発者が参加しています。 プロジェクトが立ち上がった当時、Hadoopはわずか20ノードのクラスタで動作していました。現在では、米Ya

  • 「データのライフ・サイクル」で考えるHadoopの使いどころ

    前回は、Hadoopがどのような仕組みでスケール・アウト性を実現しているのかを述べました。また、Hadoopが基的に、バッチ処理のスループットの向上を目的にしていることを指摘しました。 Hadoopには、「できること」と「できないこと」があります。処理の性質によっては、既存のリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)や、最近注目されているKey-Value Store(KVS)型データベースなどが適していることもあります。 今回は、RDBMSが果たしている役割とニーズの変化を踏まえながら、「データのライフ・サイクル」に着目して、RDBMS、Hadoop、KVSの3者をどのように使い分けていくべきかを解説します。 RDBMSが果たしている役割 RDBMSは、米IBMの研究所に勤務していたエドガー・F・コッドが1970年に発表した、「関係モデル」というデータ・モデルを採用したデー

  • クラウドの力を引き出す分散データベース

    はじめに 記事では、プライベート・クラウドなどで実際に利用可能な分散型データベースの一例として、Apache Cassandraを紹介します。 機能的な特徴やアーキテクチャの概要だけでなく、運用する上で必要となるクラスタとノードの操作方法(ノードの追加/削除、バックアップなど)についても説明します。 Apache Cassandraは、Amazon Dynamoと Google BigTableの特徴を統合した分散型データベースと言われています。クラウド向け分散データベースの事例を参照していただければ、より特徴を理解しやすくなると思います。 Apache Cassandraとは Apache Cassandraは、Amazon Dynamoの特徴である“耐障害性の高さやデータの分散保持を考慮した分散特性”と、 Google BigTableの特徴である“ColumnFamilyをベースと

  • 仮想環境のキャパシティ/構成/課金管理

  • 仮想化サーバー統合への道

    仮想化は難しい? 仮想化という言葉がずいぶんと浸透してきました。書籍やWebでも仮想化に関するものが多く見られます。ところが、実際に仮想化を利用してサーバー統合を実施したいと考えた際に、「1台のサーバーにどのぐらい仮想サーバーを立てることができるのか」、「既存のサーバーは仮想化環境でも動作するのか」などと悩む管理者も多いのではないでしょうか。 対象となるサーバーを把握することが、仮想化によるサーバー統合計画を遂行するうえで重要です。この一方、全社規模でサーバー統合を実施する場合、各部門に導入されているサーバーの情報を収集するのは非常に大変です。 また、どういった情報を収集するべきかも、悩ましい問題です。実装されているデバイスやインストールされているアプリケーション、さらには各種パフォーマンス情報など、あらゆる情報を収集すれば間違いないかもしれませんが、これらの調査が完了するまでに膨大な時間

  • 企業で使われるHadoop

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  • クラウドを支えるネットワーク基盤

    この1年で、国内で多くのクラウド・コンピューティング・サービスが開発され、日でもクラウド・コンピューティングを利用する環境が整いつつあります。 連載ではクラウド・コンピューティング・サービスのうち、IaaS(Infrastructure as a Service)に分類されるコンピューティング環境を支える基盤技術について、 4回に亘り解説していきます。 第1回は、サービスを提供するためのネットワーク基盤について説明します。 クラウド・コンピューティング基盤のシステム構成 ユーザーがIaaSに求めるものは、多様なメニューに加えて低コストで短納期、高品質かつ高度なセキュリティがそろって実現されていることです。 では、どのようにしてこれら要件を満たすかを考えてみます。 1.コスト 大量購買により機器調達費用を下げる サーバーの維持コストは体費用の1.5倍程度(3年保有時、当社比)となるので

  • 「Nagios」「Hobbit」「ZABBIX」「Hinemos」を徹底比較 | Think IT(シンクイット)

    コストメリットを確保するオープンソース/フリーソフトウェア 近年、IAサーバの価格が非常に安価になり、LinuxWindowsを用いたシステムが普及しています。IAサーバを採用したシステムでは、ス ケールアウトを行うように設計することでハードウェアのコストメリットが生まれます。しかし管理するサーバ台数が増加してしまうため、管理コストはそれに 反して増加する傾向があります。 システム全体を効率よく管理するためには、まずサーバのハードウェアリソースやネットワーク、OS、アプリケーションなどの状態を適切に把握できる ことが重要になります。そのため、常にシステムの稼働状況のデータを収集・監視する「監視システム」が必要とされています。 大規模システムではシステムを監視するために、大手ソフトウェアベンダーが販売する統合管理ツールを用いたり、データセンターが提供する監視サービ スを利用することが一般的