ヴィーム・ソフトウェア株式会社で技術を担当している西巻則保です。今月も前回に引き続きましてお話をさせて頂きます。前回は、企業のIT部門がバックアップを実行していたにもかかわらず、様々な理由で運用に失敗したりリストア不可だったりした悲しい事例をいくつかご紹介しましたが、今回は個人がPCのバックアップをするメディアとしても使われるSSDやUSBメモリに関する、皆さんの身のまわりにある落とし穴的な事例をご紹介したいと思います。こちらも私の実体験からのお話です。 高速な記録媒体としてSSDは既に一般的になっており使っている方も多いと思います。500GB相当の製品でも15,000円前後で購入することができますので、まだレアもの扱いで非常に高価だった10年前を思うと、隔世の感があります。 10年前、私が会社から貸与されていたノートPCは12インチ液晶モデルで、小型軽量とのトレードオフでHDDが1.8イ