こんにちは、しんどーです。 気づいたら入社8ヶ月くらい経ってました。 さて、待望のJUnit 5のGA版が今年9月にリリースされました! この記事ではJUnit 5の概要と新機能の一部をご紹介したいと思います。 全部User Guideに書いてあるとか言わない JUnit 5とは JUnitとは、言わずと知れたJavaのテスティングフレームワークであり、 デファクトスタンダードの地位にあります。ですが現行のJUnit 4系の最初の メジャーバージョンリリースはすでに10年ほど前であり、保守性の低下が問題に なっていました。 そこでJUnitの刷新を目指すべく、JUnit 5プロジェクトが立ち上げられました。 Junit 5の特徴を簡単に述べると、 API・アーキテクチャの全面的再設計 マルチモジュール構成 Java 8のラムダ式を利用したAPI といったことが挙げられます。 JUnit 5
はじめに Gradle の設定 テストの実行 アサーション Matcher ライフサイクル Display Names @Tag Nested Tests コンストラクタとテストメソッドへの DI Assumptions Dynamic Tests ライフサイクルコールバック はじめに JUnit5 のリリースが近づいています。現在は M2 で M3 の作業が進んでいます。 今のところの予定は以下のようになってます。 2016/10/21 M3 リリース 2016/11/30 M4 リリース 2016/12/30 M5 リリース JUnit4 とは(中身は)全く別ものです。が普通に使う分には特に今までと同じ感覚で使えます。 Java8 以降をサポートという潔い割り切りになってます。 Version 5.0.0-M2 のユーザガイドからかいつまんでみます。 Gradle の設定 プラグインが
package sample.assertj; import org.junit.Test; import static org.assertj.core.api.Assertions.*; public class MainTest { @Test public void test() { assertThat("hoge").isEqualTo("Hoge"); } } org.junit.ComparisonFailure: expected:<"[H]oge"> but was:<"[h]oge"> at sun.reflect.NativeConstructorAccessorImpl.newInstance0(Native Method) at sun.reflect.NativeConstructorAccessorImpl.newInstance(NativeConstru
渡辺です。 DevelopersIOでの100本目のエントリーがJUnitネタとなりました。 自分がJUnit実践入門を執筆したのは2011年から2012年にかけてです(出版が2012年11月)。 それからJava8がリリースされていますが、JUnit4自体は大きな進化はしていませんでした。 昨日、JUnit Lambda Prototypeが公開されました。 まだプロトタイプということで、今後の変更は大きいかと思いますが、いよいよ次世代のJUnitの足音が聞こえてきた感じがします。 今回は、このドキュメントからJUnit Lambdaの概要と方針について速報をお送りしたいと思います。 なお、現在JUnitチームでは、このプロトタイプに対するフィードバックを募集しています。 ここはこうじゃないとかはてブコメントする前にTwitterやGitHubでフィードバックを! JUnit Lambd
この表から解るように、一部の機能を除けばJUnit4の機能は継承されています。 したがって、JUnit4を理解していれば継承された機能をJUnit5に移行することは難しくないでしょう。 最初は多少の混乱はあるかと思いますが、すぐに慣れるレベルかと思います。 逆に、新しくJUnit5からJavaのユニットテストに入るのであれば、JUnit4の制約がないことは良い材料です。 特に、構造化テスト(ネストクラス)の時、JUnit4ではネストクラスをstaticクラスにすることを強いられていました。 これは、テストクラスをテスト毎に作成するという制約があったためです。 この制約がある以上、テストクラスからアウタークラスのインスタンス変数にアクセスできませんでした。 ユニットテストではテスト毎にテストインスタンスを作成することが原則なので、この制約は仕方ないと考えても良いでしょう。 しかし、テストがネ
こんにちは、インフラストラクチャ本部の@nagaseyasuhitoです。このエントリは GREE Advent Calendar 2014 10日目の記事です。昨日はイケメンmoritaさんによる男性エンジニアリングマネージャが長期育休を取った話でした。 エンジニアブログのアカウントは2年くらい前からあるのですが、これが初エントリになります。グリーでは比較的珍しいJavaEEを始めとしたサーバーサイドJavaアプリケーションの開発、SolrやHadoopといったミドルウェアの周辺機能開発や運用などを行っています。どうぞよろしくお願いします。 最近はPvE/PvP/GvGなどユーザー同士がリアルタイムに協調プレイする際、クライアント-サーバー間を常時接続通信で行うゲームが増加しています。このような場合はHTTPのREST APIなど慣れ親しんだプロトコルでは要件を満たしきれないため、Web
アトラクションルームクラス。ルームに人を追加するaddメソッドを持つ。キャパシティは合計20あり、男性の大人は3、女性の大人は2、子供は男女とも1を消費する。キャパシティがいっぱいになったら満員で、それ以上は人を追加できない package spockexample; import org.junit.Before; import org.junit.experimental.runners.Enclosed; import org.junit.experimental.theories.DataPoints; import org.junit.experimental.theories.Theories; import org.junit.experimental.theories.Theory; import org.junit.runner.RunWith; import stati
全国50万のJUnit4ユーザーさん。使っている言語とテスティングフレームワークののMLとGithubやBitBucketリポジトリを監視していると思うので今さらかもしれませんが、2014/7/30にJUnit4.12 Beta-1がリリースされました。 結構楽しい機能が追加されているので、見逃している方のために情報を共有させていただければと思います。 基本的にリリースから抜粋しながら紹介ですがご容赦ください。 Release Notes junit/ReleaseNotes4.12.md at master · junit-team/junit · GitHub 全体の感想 JUnit4がおれの足元にやっと追いついたと思った。(今までJUnitとSpockを魔改造しまくってた。) テストランナー系 クラス階層化 JUnit魔改造コミュニティに朗報です。私たちのテストランナーでよしなにやっ
JUnit上でJavaScriptのテストを行う方法をご紹介します。 JavaScriptのfunctionも、テストしたい! 画面を作るのはJavaScript、CSSで任せて、サーバサイドはデータのコントロールに専念するのが、最近のはやりのアーキテクチャのような気がしたり、しなかったり。 そんなこんなで、JavaScriptの重要性はますます上がって、JavaScriptがいろいろなロジックを持つことが多くなってきました。 だから、JavaScriptのfunctionも、テストしたい。 Javaなら、できる。JavaScriptのテスト。 Javaは、JavaScriptエンジンを持っているのです。JREに入っているので、別途テスト用にライブラリを取り込む必要はありません。 JUnit上でJavaScriptをテストしてみましょう。 テスト対象のJavaScriptは以下の様なコード
渡辺です。 先日、「JUnitのオブジェクト等価比較を怠けたい!」というスライドが公開されました。「オブジェクトのカスタムアサーションをどのように実現するか」という問題は、ユニットテストを実践していくとよく発生します。この問題に関して、先日のJJUG CCCでも相談されました。また、簡単に書ける仕組みは共有した方が良いのですよね。そんなわけで、cmtestというライブラリにまとめましたので紹介したいと思います。 Objectクラスのequalsメソッド Javaではオブジェクト同士の比較にはObjectクラスのequalsメソッドを利用することが定石です。これはユニットテストのアサーションでも同様です。テストした結果に作られる実測値と、テストの期待値を比較する時、通常はequalsメソッドを利用します。equalsメソッドを使った比較を行うのであれば、定番のassertThat構文を利用で
In this example we are going to create test cases so as to understand the use of assertions and annotations in JUnit testing framework. Also, we will see how to run these test cases from the command line by using the org.junit.runner.JUnitCore. If you prefer running your test cases via Eclipse, you can have a look at JUnit Getting Started Example. Let’s start with an example with the most importan
Jenkinsでは、JUnitのテスト結果からテスト件数や実行時間などを集計することが出来ます。この時、JUnitの実行結果はXML形式のファイルとして出力され、「JUnitのXMLファイル」などと呼ばれています。ところが、このXMLのフォーマットは、JUnitの公式フォーマットではありません。JUnit自体には実行結果をXML形式に出力する機能は実装されていないため、Ant, Maven, Gradleといったビルドツールによって出力されています。恐らくはAntが出力していたJUnitの実行結果のXMLフォーマットに、Eclipseなどの他のツールが対応していき、結果としてデファクトスタンダードとなったと思われます。 Jenkinsでは、デフォルトでJUnitのXMLを集計できるため、他のテストツールを使ってテストを実行した場合にも、JUnitのXML形式に変換すれば、簡単にJenkin
自動テストを導入することにより、テストケースの作り方を統一でき、網羅できます。全体を自動テストにできれば、変更部分以外の障害を防止できます。そして、テスト作業がコーディング作業になることによって、楽しくなるでしょう。実際のプロジェクトに導入するにあたってはいくつかの課題がありますが、自動テスト用のテストデータをあらかじめ用意しておくこと、DbUnit・Mockito・djUnitを使うことで解決できます。 対象読者 今回の対象読者は、下記のとおりです。 実際の開発プロジェクトへの自動テストの導入を検討されている方 JavaによるWebアプリケーション開発についての知識がある方 JUnitの基本的な知識がある方 必要な環境 JDK 7 Eclipse 4.3 Tomcat 7 自動テスト導入における課題 JUnitの使い方は簡単なので、試しに使ってみたという方は多いと思います。しかし実際に業
AWSチームに参画して2ヶ月ほど経ちました。ところが、AWSの構築などにはあまり関わらず、ひたすらAWSに関連するプロダクトの開発を行う毎日です。そんな折、ボスより次のようなリクエストをいただきました。 ユーザが参照できない情報について、参照できないことを検証して欲しい ・・・「出来ないことの検証」です。 「出来ることの検証」であれば、その例をテストケースとして記述してテストを実行すれば検証出来ます。しかし、出来ないことを証明することは非常に困難です。ただ、情報は有限なんで、総当たりにでもやればできるかもしれません。 !? システムのインフラは当然のようにAWSです。テストのためのリソースが足りなければ増やせばいいじゃないですか。時間がかかるならば並列化すればいいじゃないですか。テストの時だけ増やせばいいんです。 ならば、総当たりでテストしよう という方針になりました。そして、ブログのネタ
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