人間は特別で栄えている、という思いがひっくり返る。生物の知性を知る本 万物の霊長として、君臨している人間。その繁栄は発達した頭脳によるものですが、必ずしもそれが最善というわけではありません。地球には、人間にはできない離れ業をやってのける知性を備えた生物がいます。人間とは違うかたちでも栄えることができる、人間だけが特別で有利ではないかもしれない、と考えさせられる本を紹介します。 新書・選書・ブックレット(696) 自然科学・環境(249) 価値観が変わる(1248) ちょっと変わった(844)
鯨イルカ・イデオロギーを考える(Ⅳ) — ジョン・C・リリーの場合 — (『人文科学研究第122輯』 (新潟大学人文学部、2008年7月)より) 三浦 淳 (新潟大学人文学部教授) 4.イルカ研究者はいかにしてマッドサイエンティストになったか A.鯨イルカ・イデオロギーには、イルカは知能が高いという言説がしばしばつきまとう。 その元締めは誰か、或いは淵源はどこにあるのだろうか。 ジョン・C・リリー(John Cunningham Lily)という人物がいる。 1915年に生まれ2001年に死去したアメリカ人で、イルカと人間のコミュニケーション研究によってその筋では著名な存在である。 彼は55年頃から、イルカは高い知能を持ち人間と言語交流が可能との説を喧伝するようになった。 ここでは彼の著書や自伝を主な材料として、彼の学説の内実と軌跡をたどってみよう。1) リリーのイルカ研究は二期に分けられ
■あらすじ『近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことを決断。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者のアメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフィーがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフィーに“必ず帰ってくる”と約束して旅立って行くクーパー。果たして彼らは新天地を見つけ、無事に地球へ帰還することができるのか?そして主人公がラストに辿り着いた衝撃の結末とは!?人類存亡の危機を回避するために永遠の離別を迎えようとしている一組の父娘の絆を壮大なスケールで描き出すハードSF超大作!』 海外で11月7日から公開されたクリスト
意識を巡る論争は後を絶たない。一体、意識はなにもので、どこから来たのだろうか? この度、そんな“難問”を解決するかもしれない驚愕の新説が提唱されている。なんと、宇宙は多重人格かもしれないというのだ! ■意識という難問 意識高い系ウェブサイト「Big Think」(6月27日付)によると、意識を説明するこれまでの有力な学説は2つあるが、どちらも問題を抱えているという。 その1つである「物理主義」では、全ては物質であり、意識も物質から生じると考える。しかし、この説では人々が主観的に経験する“現象的経験”を説明することができない。 対立候補である「実体二元論」は、世界には物質的実体と非物質的実体があると想定することで、物質主義が抱える問題を回避している。しかし、なぜ全く異なる実体であるはずの物質と非物質的なもの(心)が相互に働きかけ合うことができるのか説明することができない。たとえば、手を動かそ
物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子「ヒッグス粒子」を見つけた可能性が高まり、ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、緊急の記者会見を開く。 「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。 発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる粒子をそれぞれ分析した。 その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、データの
東大ら、ヒト以外では初めてインコがリズムに合わせて運動できることを確認 マイコミジャーナル 10月19日(水)7時10分配信 東京大学、理化学研究所(理研)、科学技術振興機構(JST)で形成される研究グループは、インコがリズムに合わせて運動できることを確認したと共同で発表した。リズムを取る行動と発声模倣能力に関連があることも合わせて示唆している。同成果は、東京大学大学院総合文化研究科の岡ノ谷一夫教授と、JST戦略的創造研究推進事業ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の関義正研究員らによるもので、10月17日(英国時間)にNature Publishingグループのオンラインジャーナル「Scientific Reports」で公開された。 【拡大画像や他の画像】 多くの動物の運動にもリズミカルなパターンがあり、中にはリズミカルなダンスそのものを披露するものもいる。しかし、動物た
◆ バイオ関連トピックス ◆ = バイオ旧情報:2008年|2007年|2006年|2005年|2004年|2003-2000年 = = PDB部分データによるコンテンツ集 ∥ 自作ブログ「生体分子」言及記事 = 《 リンク資料の一部は分子表示プラグインChimeが必要です → ダウンロード方法;ブラウザはIE以外をご利用ください! 》 検索サイトのカテゴリや最新情報検索結果例 | Web上の関連ニュース紹介 ※このページをgarittoのRSSリーダーで見る ※このページをはてなアンテナに追加する 情報サイト&サーチ ※検索サイトのカテゴリや最新情報検索結果例. ライフサイエンスの広場(文部科学省) タンパク3000プロジェクト [2007/03/31終了] | 『タンパク3000プロジェクト評価報告書』 ゲノムネットワークプラットフォーム 理化学研究所 | RIKEN RESEARC
シャーレに入れたラットの脳細胞のネットワークを”訓練”して砂時計のように時間を刻ませることができるという研究が発表された。この発見は、人間の脳が時間を認識する方法を解明する手がかりとなるかもしれない。 時間を認識する能力は、人が他の人や世界と関わり合うための基本的な能力であり、話し方や歌のリズムを認識するために欠かせない能力でもある。 「時間の認識に関して長い間議論となっている問題の1つは、中枢となる時計が脳の中に1つ存在するのか、それとも脳のさまざまな回路が一般的な能力として時間認識能力を備えているのかということだ」と、研究を率いたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の神経科学者ディーン・ブオノマーノ氏は話す。 同氏の研究チームは、ラットの脳細胞のネットワークを生きたままシャーレに入れ、2回の電気パルスを50~500ミリ秒間隔で発信して刺激を与えた。この“訓練”を2時間続けた後、
当サイトについて 南方熊楠は、英文による投稿論文や日本語による随筆や手紙、日記など膨大な文章を残しましたが、彼の思想の深い部分はおもに手紙のなかで語られました(南方熊楠主要著作)。 当サイトでは、おもに南方熊楠の手紙を現代語訳してご紹介したいと思います。 サイト名の「南方熊楠のキャラメル箱」は、昭和天皇に粘菌類の標本献上した際にキャラメル箱に入れて献上したエピソード(昭和4年6月、熊楠63歳)から。 南方熊楠は粘菌110点をキャラメルの大箱に収めて献上しました。普通、桐の箱のような立派な箱に入れて献上するものでしょうが、キャラメルのボール箱。チャーミングです。昭和天皇は後にこのことを楽しそうに思い出されていたとか What's New! 無謀なる神社合祀 和歌山県当局者の亡状=植物学者の憤慨(現代語訳) 2024.5.1 UP 第34回南方熊楠賞受賞記念講演(2024年5月11日開催) 「
人体Ⅰをうpしてみた所、速攻削除されたので人体Ⅲも無理かも。(2/2)sm2871995
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本 化学オタが非オタの彼女に化学世界を軽く紹介するのための10物質 生物オタが非オタの彼女に分子生物学の世界を軽く紹介するのための10タンパク 薬オタが非オタの彼女に薬学の世界を軽く紹介するのための10個の薬剤 これらを先に読んでおくとより楽しめるかもしれません。読んでおいても楽しくないかもしれません。 まあ、どのくらいの数の菌オタがそういう彼女をゲットできるかは 別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に 黙認してくれて、その上で全く知らない農学の世界とはなんなのか、 ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合の良い妄想の中に出てきそうな彼女に、農学のことを 紹介するために見せるべき10菌を選んでみたいのだけれど。 (要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に農学を 布教するのでは
福岡伸一は、「文学界」8月号で川上未映子と対談している。 川上が芥川賞受賞作を書くために出版社にカンヅメになっていたとき、逃避行動として「生物と無生物のあいだ」を読んでいた、というのが二人の縁の様である。 まずは、この対談から見てみよう。 ここでの福岡の発言はおかしなところだらけなのだ。川上 ちょっと待ってください。その「思った」というのは誰が思うんですか? 一匹が思っただけで進化が起きるわけじやありませんよね。どこにある意志なんですかね。よくテレビなんかで、「魚が睦に上がって両生類になりました」とか言いますけれど、その境目ってどこにあるんですか? たとえば人間の指はなんて五本になったんでしょうか。指が一本もない状態から、二本、三本……と増えていったのか、それとも違うのか。いつ、どのように進化するのかという境目の詳細がちっともわからないんです。 福岡 川上さんは、境目に対してちょっと病的な
生物学上、生殖において3種類以上の性別を有する生物はいないのでしょうか? 両性具有や、性別を変更できる等の例は含みません。3種類以上の性別があり、そのうち複数またはすべての性別が子孫を残すのに必要な生物はいないのでしょうか。 参照:SFにおいては question:1157887936
『マンガ量子力学』 一般向けの量子力学の解説書です。 量子力学が古典力学とどう違って、 いかにふしぎで驚くべきことかに 的を絞って描きました! 数学は必要ないので、文系、高校生はもちろん、 中学生でも読めるはずです! 2011/11/17:マンガ物理解説の新刊、『マンガ量子力学』が11/20に発売予定!twitter もフォローしてね! 2010/01/29: ついったーを始めてみている。物理な話はあったりなかったり。 2009/07/07:物理数学のrot(回転)で、(3)式の添字が間違っている箇所があったのを修正。 2008/11/06:リンクを更新、 「物理の小さい余白」さまのアドレスを新しいものに変更。 2008/04/27:ちょっと物理なはなし「電磁気学まんがレビュー!!」を追加。 リンクを追加。日記をはじめてみた。
.目次 !!横長に表示されてしまって読みにくいという方はブラウザのウィンドウの横幅を調整してください!! 序 ●前半部 哲学、心理学、脳科学における心理モデルの歴史 第一章 原始古代における魂 第二章 古代ギリシア哲学と認識論 第三章 アリストテレスによる魂の分析 第四章 デカルトと心身二元論 第五章 英国経験論と連合主義心理学 第六章 ブントと心理学の成立 第七章 フロイトと無意識の心理学 第八章 行動主義心理学とS−Rモデル 第九章 認知心理学とAI研究 第十章 ニューラルネットワークの基礎 ●後半部 最新のニューラルネットモデル 第十一章 RSA回路とパターン連合 第十二章 RSA回路集合網 第十三章 RSAモデルによる感覚系および運動系の構築 第十四章 RSA回路集合網の全体性質と意識システム 第十五章 快不快システムと意志、感情 最終章 哲
はじめに アメリカ合衆国、特に南部では公立学校で進化論を教えるべきかどうかについて対立があることをご存知でしょうか。ダーウィンの進化論に反対して、聖書にあるように全生物は創造主が個別に創った、ノアの洪水は実際にあった、地球の年齢は一万年以下という主張を行う創造科学(科学的創造論)というものがあります。一般的な日本人の感覚から見ると異様な感じがします。しかし、日本人でも進化論を正しく理解している人はどのくらいいるのでしょうか。掲示板で議論を行った私の経験からは、日本人の間でも進化論についての誤解は広くいきわたっているようです。 インターネット上で検索してみると創造論を主張する日本語ページはいくつか見られるのに対し、進化論の情報を得ることができるページ、特に進化論と創造論の両方を取り上げたページは少ないようです。それなら作ろうというのがこのページの趣旨です。科学を名乗っていますが、創造「科学」
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