私たちは光栄なことに毎年何千人もの起業家たちと出会う。彼らとの会話やプレゼンテーションの中には会社の健全性、将来性を記すための様々な数字や基準、指標が出てくる。しかし、これらの指標が必ずしもビジネスの実態を適切に表しているとは限らない。同じ “指標" 一つにしても人それぞれの違った解釈や定義がなされ、ビジネスの実態解釈が難しくなっている。 そこで私達は、最も紛らわしい指標のいくつかをこのリストにまとめた。リストには適当な箇所で 「何故この指標に投資家達が注目するのか」という解説もつけるよう試みた。要するに、「良い指標」というのはベンチャーキャピタルから資金調達をするためのものではなく、創業者達が何故そのビジネスが上手くいっているのか、いないのかを知り、しかるべき対処ができるようにするものである。