座席のカテゴリの変更は、コンサート直前の5月18日、大胆におこなわれた。変更前の座席レイアウトは、W会員シートとSS席はアリーナ席(グラウンドエリア)、S席は1階スタンド席、A席はバルコニー席と2階スタンド席だった(図1)。 ところが、SS席がアリーナ席に加えて、1階スタンド席の一部に追加され、S席は1階スタンド席のほかにバルコニー席、2階スタンド席の一部に追加、A席はバルコニー席がなくなり2階スタンド席のみとなった(図2)。 読売新聞の報道によると、“格下げ”されたチケットは、2万4000枚に及んだ。 消費者庁がこの3社に確認したところ、1階アリーナ席(SS席)は約3300席分を確保していたが、1日あたり約7200席のSS席を販売していたという。コンサートは2日間にわたっておこなわれたので、SS席は約6600席に対して約14400席が販売されたことになる。そのため、SS席の一部がS席の位