日本には「女は愛嬌」という言葉がある。筆者はこの言葉を聞く度、遠回しに「女は愛想よくしていないといけない」と言われているような気がして、心の奥がザワつく。近年は職場でも男女の扱いが平等になりつつあるが、女性であるがゆえにパワハラやセクハラなどで不自由な思いをし、自分の意見を押し殺している人はまだまだ多いように思う。『無礼な人にNOと言う44のレッスン』(チョン・ムンジョン:著、 幡野泉:訳/白水社)は、そんな現状を好転させるために役立てられる1冊だ。 平等である意識が不足していると、職場だけでなく、家族や恋人間でも「女」という性について茶化されることがある。例えば、イライラしている時に「生理中?」と言われたことがある女性は、意外に多いのではないだろうか。本書には、こうした無礼な発言に対しても品よく笑いながら警告し、かつ自分らしさを貫くコツが記されている。 著者のチョン氏は女性向けWebマガ
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