物語・脚色 ★★☆☆☆ 音楽・美術 ★★★★☆ キャラクター ★★★★★ 【ミュージカルの怪人をより「普通の人間」として解釈・脚色した作品】 映画化にあたって怪奇的要素、超人・天才具合やミステリアスな面を押さえて怪人を「普通の人間」「一人の男」としてファンタジーよりもリアリティーを出そうと脚色を加えているように感じた。 独特の「フハハハハ」という高笑いもない。随所に怪奇現象にもタネがあることを見せる細かい演出が。 【ミュージカルとの比較:良かった改変】 ●シャンデリア落下シーンの場面変更 屋上でのラウルとクリスティーヌのキスシーン目撃後から、クライマックスでクリスティーヌを攫って逃げる場面に変更されていた。 より切迫感がでて、ドラマチックで見応えのある場面に! 舞台と違って実際に落下させる絵が撮れる映画ならではの醍醐味! 場面を変えた不自然さもあまり感じず、上手く差し込まれていると思った。