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ブックマーク / heapsmag.com (29)

  • 一目見たら忘れない。バンド名タイトル入れず“レコードを買わせた”デザイン集団・ヒプノシス、いま生き残りメンバーが明かす制作バナシ|HEAPS Magazine

    「ジャケ買い」。それは文字通り、レコードのジャケットデザインに一目惚れし、視聴という過程をすっ飛ばして「これは買わずにいられない」などと取り憑かれたようにお会計してしまうこと。つまり、見てくれの誘惑である(なので、結構な確率で失敗したりもする)。 最近は専らデジタルダウンロードやストリーミング配信の時代になってしまったが、ひと昔前、音楽狂たちはレコード屋に通いつめ、アルバムを掘り出してはジャケ買いした。「ピンク・フロイドのプリズム」に「レッド・ツェッペリンの裸の子どもたち」を。先に言ってしまうと、このジャケ買いは“正解”だ。なぜなら、それらは“彼ら”のデザインだから。 ロック全盛期に現れた「レコードジャケット職人」 「ぼくらのアルバムデザインがこんなにもアイコニックになるなんて、当時はまったく思わなかった。ただ普通と違うことをしているとは知っていたけど」 電話口から上品なイギリス訛りが漏れ

    一目見たら忘れない。バンド名タイトル入れず“レコードを買わせた”デザイン集団・ヒプノシス、いま生き残りメンバーが明かす制作バナシ|HEAPS Magazine
  • ボブ・ディランにパティ・スミス。 伝説のロッカーたちが溺愛するギター職人の奇抜な制作現場 | HEAPS

    あのアパートが取り壊される、こっちのパブが改築される。 ニューヨーク市内の建物が取り壊しになると工事現場に顔を出し、古材集めに街中を忙しく駆けまわる男がいる。彼の名は、Rick Kelly(リック・ケリー)。大御所ミュージシャンたちの間では、ちょいと知られたギター職人だ。 ニューヨークの一部をギターにしてしまう男 リック・ケリーは、ギター職人(66)だ。彼の手作りギターを愛用するのは、ボブ・ディランにキース・リチャーズ、故ルー・リードに、それからパティ・スミス。 リックのギターが伝説のロックンローラーたちに愛されているのは、もちろん彼の確かな腕によるものなのだが、もうひとつ特別な理由がある。それは、グリニッジビレッジにある彼のギターショップ「Carmine Street Guitars(カーマイン・ストリート・ギターズ)」に隠されていた。 作りかけのギターのボディや工具、CDが散らばる作業

    ボブ・ディランにパティ・スミス。 伝説のロッカーたちが溺愛するギター職人の奇抜な制作現場 | HEAPS
    batta
    batta 2017/01/08
  • 最新のクラフトフィルムは「和紙」!ザラザラ感がたまらない。和紙を使ったモノクロネガ「W」で仕上がる写真がこれだ / HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    1300年以上の歴史をもつ「和紙」。2014年には世界無形文化遺産に選ばれ、もはやWASHIとして世界に通用するまでになった日の伝統工芸品だ。 アートの世界ではお馴染みである和紙だが、先月、和紙で作られた意外なプロダクトが世界で発売された。それがこちら、「W」。和紙をフィルムベースに使ったモノクロフィルム。

    最新のクラフトフィルムは「和紙」!ザラザラ感がたまらない。和紙を使ったモノクロネガ「W」で仕上がる写真がこれだ / HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 5年間の服役と自宅軟禁で学んだ写真。 世間に戻った写真家は、社会の歪んだ側面を切り取る。 Donato Di Camillo(ドナート・ディ・カミッロ) | HEAPS

    Donato Di Camillo(ドナート・ディ・カミッロ)が「フォトグラファーになるまで」のストーリーは異色だ。学校に行かずアシスタントもせず、というよく聞く話ではない。写真の知識と技術は、3年間の服役中と、2年間の自宅軟禁中に一人で学んだ。 44歳でキャリアをスタートさせた彼が、レンズを向ける被写体もまた歪みを見せる。モデルやセレブには目もくれず、人生に苦悩を抱える社会のマイノリティにのみシャッターを切るからだ。 刑務所で独学。47歳前科ありの写真家 ドナートの写真には、一目で彼の作品と分かる明確なスタイルがある。大胆なフレーミングに、目の覚めるような色彩、 強めのコントラスト。それからファッションの作品ではお目にかかれない被写体と、その訴えかけるような表情。

    5年間の服役と自宅軟禁で学んだ写真。 世間に戻った写真家は、社会の歪んだ側面を切り取る。 Donato Di Camillo(ドナート・ディ・カミッロ) | HEAPS
  • フロアを最高に沸かせるのは、「カセットテープのDJ」だ! Awesome Tapes from Africa | HEAPS

    フロアを最高に沸かせるのは、「カセットテープのDJ」だ! Awesome Tapes from Africa ブルックリンのローカルがよなよな足を運ぶとあるクラブ。今夜、フロアを沸かせるのはDJ、Brian Shimkovitz(ブライアン・シンコヴィッツ)。彼がプレイするのは、アフリカの名もなきアーティストたちの音楽だ。そして彼の手元に並ぶのはレコード、ではなく、「カセットテープ」。 道ばたで売られる「カセットテープ」でフロア大沸き 「Awesome Tapes From Africa(以下、ATFA)」(訳すなれば「アフリカより、超イケてるテープを」とかだろうか)。ブライアンはATFAとして活動するDJなのだが、名前の通り、彼がプレイするのはアフリカン・ミュージックだ。なので「あ、知ってるぞこの曲」は(ほぼ)絶対に見込めない。さらにオーディエンスを驚かせるのは、ブライアンが回しているの

    フロアを最高に沸かせるのは、「カセットテープのDJ」だ! Awesome Tapes from Africa | HEAPS
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    batta 2016/07/20
  • 大人になった元悪ガキたちから、次世代へ。 NY直産・純度100%のグラフィティコラボジン『CARNAGE』 | HEAPS

    今や企業広告として用いられるまでに市民権を得てしまった、元“違法アート”であるグラフィティ。 「ラクガキ」が「アート」へ、「違法行為」が「合法」へと昇華するにつれ、グラフィティ黎明期にあった反骨のアティチュード、そこにある純度が失われているように感じる近頃。 グラフィティの聖地ニューヨークより届けられるジン『CARNAGE(カーネージ)』を作るのはRay Mock(レイ・モック)。ストリートアート、グラフィティをとことん愛する彼の莫大な知識から作られる『CARNAGE』は純度100%グラフィティジンだ。KUMA(クマ)やLUSH(ラッシュ)、CURVE(カーブ)など毎号異なるグラフィティアーティストをフィーチャー、コラボレーションする。

    大人になった元悪ガキたちから、次世代へ。 NY直産・純度100%のグラフィティコラボジン『CARNAGE』 | HEAPS
  • アメリカの「ゆとり」「さとり」はSNSでここまで"自分たち世代"をこきおろす!若者による、若者風刺 「Millennials of New York(ミレニアルズ・オブ・ニューヨーク)」 | HEAPS

    アメリカの「ゆとり」「さとり」はSNSでここまで“自分たち世代”をこきおろす!若者による、若者風刺 「Millennials of New York(ミレニアルズ・オブ・ニューヨーク)」 米国のミレニアルズと呼ばれる現代の若者(現在の20~35歳くらい)は、「ナルシスト」「甘ったれ」など、何かと揶揄されることが多い。そこには必ずや年配者からの苦言が含まれていて、どこか日の「ゆとり」や「さとり」批判と通ずるものがある。 パッと見「ヒューマンズ・オブ・ニューヨーク」、中身は風刺 そんなミレニアルズを題材にした「Millennials of New York(ミレニアルズ・オブ・ニューヨーク)」が面白い。フォトブログ「Humans of New York(ヒューマンズ・オブ・ニューヨーク)」のパロディー版と言われている、それと出会ったのは2015年の夏のこと。フェイスブックで友人がシェアしてい

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  • 「カッコイイ」をつくる宿命/アーティスト 山口歴 | HEAPS

    「カッコイイ作品をつくり続けていれば、いつか必ずスポットライトが当たる順番はまわってくる。そのときのために、常に準備しておけ」。ずっと先輩たちから、そういわれてきた。「いま、ひょっとしたらその順番がきているのかもしれない」。 そう話すのは現代アーティスト山口歴(めぐる)31歳。この男といえば、多色の絵具の筆跡を貼り合わせる「カット&ペースト」という独自の手法とたぐい稀なる色彩感覚だろう。急速に頭角を表し、日のカルチャー誌にもこぞって特集され、今年は香港SOGOデパートの30周年記念アーティストに抜擢されてビルボードを飾るなど、海外でも目立つ存在へ。ニューヨークへ来て“屈折”8年、「最近、やっと『アーティストです』と名乗ることに抵抗がなくなりました」と照れ笑うも、謙虚さの中に確信をにじませる。 渋谷を庭に、のびのび育ったシティボーイ 地元とドラゴンボールをこよなく愛する

    「カッコイイ」をつくる宿命/アーティスト 山口歴 | HEAPS
    batta
    batta 2016/04/08
  • ヒップホップの対極にいるヒッピー少女 「アンダーグラウンドを撮らせたら、いま彼女の右にでる者はいない」 | HEAPS

    ヒップホップの対極にいるヒッピー少女 「アンダーグラウンドを撮らせたら、いま彼女の右にでる者はいない」 ヒッピーとヒップホップ。 どちらの文化もメインではなくサブのカルチャーとくくられる。それは日に限ったことではなく、発祥地(といわれている)アメリカでも同じだ。ただ、多くの人がざっくりと、その二つの思想は対極にある、と認識しているように思う。「ヒッピー」が、自由と自然、セックスを愛し、既成の価値観に縛られた人間生活を否定しながら、どこか自然回帰している印象なのに対し、「ヒップホップ」は、高価な車、時計、スニーカーなどの物質やラグジュアリーさにこだわり、自己顕示欲が旺盛、そして、既存の男らしさや女らしさに価値を求める傾向が強いイメージだ。 もはや、こんな話すら「自分の生活に関係ないし、どーでもいい」と思っている人が大半だとは思うが、私はどうもサブカルチャーに好奇心をそそられる性分ゆえ、気に

    ヒップホップの対極にいるヒッピー少女 「アンダーグラウンドを撮らせたら、いま彼女の右にでる者はいない」 | HEAPS