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ブックマーク / bijutsutecho.com (116)

  • 原美術館、2020年に閉館へ。40年の歴史に幕|MAGAZINE | 美術手帖

    原美術館、2020年に閉館へ。40年の歴史に幕日を代表する私設美術館である東京・品川の原美術館が2020年12月をもって閉館することがわかった。 原美術館の外観 出典=ウィキメディア・コモンズ 1938年に東京・品川に建てられた実業家・原邦造の邸宅。ここをもとに、79年に開館した原美術館が2020年12月、約40年の歴史に幕を降ろす。 原美術館は現代美術の専門美術館として開館して以降、国内外の多数のアーティストたちを紹介し、日のアートシーンに絶大な影響を与えてきた。 今年に入ってからは、同館がコレクションしてきた50年代以降の作品約1000点のなかから、原俊夫(元同館館長、現アルカンシェール美術財団理事長)自身が選びキュレーションするという初の展覧会を開催。美術館自体の回顧展ともとれるものだった。 人事で大きな動きがあったのも今年のことだ。原美術館とハラ ミュージアム アークの館長を兼

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  • 芸術系の職員求む。神戸市が政令市では初めて「デザイン・クリエイティブ枠」を新設

    芸術系の職員求む。神戸市が政令市では初めて「デザイン・クリエイティブ枠」を新設神戸市は2019年度の職員採用試験から、大学、高専、短大においてデザインや美術、音楽、映像など芸術分野を学んだ人物を対象にした「デザイン・クリエイティブ枠」を新設することがわかった。 神戸市は、デザイン、美術や音楽、映像など芸術分野の素養を備えた多様な人材を確保するため、新たに大学卒と高専・短大卒の「デザイン・クリエイティブ枠」の採用試験を2019年度より実施する。 2017年12月に「神戸市の人材確保方策に関する有識者会議」を立ち上げ、方策について検討を重ねてきた神戸市。その第1弾として現在、約200名の若手職員からなる「神戸市職員採用ナビゲーター制度の導入・インターンシップの推進」が進行中であり、今回発表された「デザイン・クリエイティブ枠」はその第2弾となる。 人事委員会の担当者は、「美術、映像、音楽などを学

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  • バンクシーがポスターの無料ダウンロードをスタート。「パレスチナを訪れよう」

    バンクシーがポスターの無料ダウンロードをスタート。「パレスチナを訪れよう」 世界各地にグラフィティを残す神出鬼没の覆面アーティスト、バンクシー。ロンドンのサザビーズでは、額縁に仕込んだシュレッダーで自作を切り刻むなどつねに世間を騒がせてきたバンクシーが、このたびロンドンの観光見市に参加。ウェブサイトではポスターの無料ダウンロードをスタートした。 観光に関する情報や旅行関連用品を集めた「観光見市」。11月6 、7日にわたってロンドンのエクセル展覧会センターで開催中のこの見市に、バンクシーが参加している。 旅行業界のフェアにアーティスト、しかもバンクシーが参加するのは異例。バンクシーは、パレスチナ・ベツレヘム分離壁に隣接し、2017年に自らオープンさせた宿泊施設「The Walled Off Hotel」を宣伝するためにこのフェアに参加したとInstagramで発表した。​ バンクシーの

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  • 草間彌生の新たな贋作展が発覚。草間自らコメントを発表「本当に残念」

    草間彌生の新たな贋作展が発覚。草間自らコメントを発表「当に残念」中国で開催されていた草間彌生の贋作展が少なくとも7ヶ所で行われていたことが発覚。草間が理事長を務める草間彌生記念芸術財団は11月2日、「草間彌生の作品展を名乗る贋作展覧会について」と題した新たな声明を発表し、草間人もコメントを寄せた。 上海 LuOne 凯德晶萃广场での贋作展の様子 Courtesy of YAYOI KUSAMA FOUNDATION 2018年9月以降、中国の上海市および湖南省長沙市において開催されていた、草間彌生の贋作を展示する展覧会。これらはすでに、草間彌生が理事長を務める草間彌生記念芸術財団の強い抗議によって中止された。 しかし、これ以前にも広東省深セン市及び広州市、ならびに湖北省の武漢市、江蘇省蘇州市、天津市、山東省青島市 及び淄博市、重慶市、新彊等中国各地において同様の展覧会が、草間および財団

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    batta
    batta 2018/11/03
  • レンブラントの傑作《夜警》を公開で修復。アムステルダム国立美術館の「Operation Night Watch」に注目

    レンブラントの傑作《夜警》を公開で修復。アムステルダム国立美術館の「Operation Night Watch」に注目アムステルダム国立美術館に展示されているレンブラントの代表作《夜警》が、2019年7月より「Operation Night Watch」として修復。修理の様子を一般公開するという前代未聞の取り組みに注目だ。 Operation Night Watchの様子 アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)で常設展示され、門外不出とも言われるレンブラント・ファン・レインの名画《夜警(正式名称:フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊)》(1642)。レンブラントおよびオランダ黄金時代を代表する絵画が、2019年7月より修復期間に入った。 ​ レンブラント・ファン・レイン 夜警(フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブ

    レンブラントの傑作《夜警》を公開で修復。アムステルダム国立美術館の「Operation Night Watch」に注目
    batta
    batta 2018/10/22
  • 福島に設置のヤノベケンジ《サン・チャイルド》が撤去へ。時期と収蔵先などは未定

    福島に設置のヤノベケンジ《サン・チャイルド》が撤去へ。時期と収蔵先などは未定2018年8月3日に福島市の子育て支援施設「こむこむ館」前に設置されたヤノベケンジによる立体作品《サン・チャイルド》が、同施設前から撤去されることが発表された。撤去を求める批判を受けての対応となる。 こむこむ館前に設置されているヤノベケンジ《サン・チャイルド》 《サン・チャイルド》とは 大きな波紋を呼んだパブリック・アートが、「撤去」というかたちで幕引きを迎えようとしている。 ヤノベケンジによる立体作品《サン・チャイルド》は、2011年に制作された高さ6.2メートル、重さ800キロにおよぶ巨大な子供像。同年に発生した東日大震災を受け、「暗雲垂れこめるこの空に光差し込む入り口を開く」(ヤノベケンジ公式サイトより)存在として制作されたものだ。 黄色い防護服をまとった子供が大きな瞳で空を見上げる作。像の胸部には「00

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  • 現代美術からダンスまで。 Netflixで見るアートムービー5本

    現代美術からダンスまで。 Netflixで見るアートムービー5スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はNetflix(ネットフリックス)から、おすすめのアートムービー5を紹介する。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。 『アンビリーバブル号の財宝』より 美しい映像とダンスが生々しく迫る 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』より コンテンポラリーダンス界の巨匠、ピナ・バウシュが率いた「ヴッパタール舞踊団」によるダンスと、ダンサーのモノローグ、生前のピナの姿が交差する『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』。ピナの20年来の友人であるヴィム・ヴェンダースが、ピナの逝去などを乗り越え完成させた作は、通

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  • マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到

    マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到イギリスのマンチェスター市立美術館が、 J. W. ウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》(1896)の一時的な撤去に乗り出し、騒動となっている。 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス ヒュラスとニンフたち 1896 キャンバスに油彩 昨年、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に展示されているバルテュスの《夢見るテレーズ》に対して起こった撤去要請運動が記憶に新しいが、今回は美術館側の自主的な撤去が行われたようだ。 問題となったのは《ヒュラスとニンフたち》。これは、ギリシャ神話から主題を得た作品で、若々しい裸のニンフたちがヒュラス国王を池の中に誘う場面を描いたもの。同美術館では同様の作品が数点「美の追求」と題されたスペースに飾られているが、女性を「受動的な着飾り」や「ファム・ファタル」とする「非常に時代遅

    マンチェスター市立美術館がウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》を撤去。非難が殺到
  • 杉本博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」

    博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」政府は24日、平成29年度の文化勲章・文化功労者を発表。現代美術家・杉博司が文化功労者に選出されたことがわかった。 杉博司 小田原文化財団 江之浦測候所にて撮影 「文化功労者」は、文化の向上や発達に関して、特に功績のあった人を顕彰する国の制度で、毎年15人程度が認定されている。昨年、草間彌生が受章した「文化勲章」は文化功労者のなかから選ばれることから、文化功労者は文化勲章に次ぐ名誉とされている。 平成29年度(2017)文化功労者に選ばれた杉博司は1948年東京生まれ。写真をはじめ、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆などその活動は多岐にわたる。代表作は「海景」、「劇場」、「建築」シリーズなどで、近年では東京都写真美術館のリニューアル開館記念展「ロスト・ヒューマン」展(2016)で文明の終焉を提示したことが

    杉本博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」
  • BankARTが来年4月に閉鎖へ。 日本郵船と契約更新できず

    BankARTが来年4月に閉鎖へ。 日郵船と契約更新できず横浜・中区にある複合文化施設「BankART studio NYK」が2018年4月に閉鎖されることが明らかになった。同施設を管理する日郵船との契約更新ができなかったため。 BankART Studio NYK 横浜・中区にある複合文化施設「BankART Studio NYK」が2018年4月に閉鎖することが明らかになった。 「BankART Studio NYK」は1953年に建てられた日郵船の元倉庫。2006年に建物の一部分をリノベーションして、アートスペースに転用。08年に横浜トリエンナーレの会場として使用するために全面改修した。広さは3000平米で3階建て。内部には展示室、川俣正が制作したホール、制作スタジオ、カフェ・パブ、ショップ、ゼミ室を兼ねた図書室などがあり、「横浜トリエンナーレ」や「日産アートアワード」など、

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    batta
    batta 2017/09/21
  • Chim↑Pomはなぜ「道」をつくったのか? スクラップ&ビルドで可視化する東京の現在

    Chim↑Pomはなぜ「道」をつくったのか? スクラップ&ビルドで可視化する東京の現在2016年、歌舞伎町でビル一棟を丸ごと使った展覧会「『また明日も観てくれるかな?』〜So see you again tomorrow, too?〜」で大きな話題を呼んだChim↑Pomが、同展の続編となる個展「道が拓ける」をスタートさせた。展で会場に「道」をつくった彼らの狙いとは? Chim↑Pom The pussy of Tokyo 2017 Chim↑Pomは、2016年から「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」と題したプロジェクトをスタートさせている。これは、2020年の東京オリンピックに向けて急速に再開発が進む現在の東京の都市の姿を、「スクラップ&ビルド」をテーマに描くものだ。 この一環として、16年10月には、解体が決まっていた新宿の歌舞伎町商店街振興組合ビルを舞台に

    Chim↑Pomはなぜ「道」をつくったのか? スクラップ&ビルドで可視化する東京の現在
  • アートと食の芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」にChim↑Pomら国内外36組が参加

    アートとの芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」にChim↑Pomら国内外36組が参加7月22日から宮城県・石巻市を中心に開催されるアートとの総合祭「Reborn-Art Festival 2017」の詳細が発表された。Chim↑Pomや名和晃平、JRなど国内外から36組のアーティストが参加する。 ルドルフ・シュタイナー 黒板ドローイング「大地のリズム」1923年7月20日 「Reborn-Art Festival」は、同フェスティバル実行委員会と、一般社団法人APバンクが共同主催するアート・音楽の総合イベント。東日大震災で被災した石巻地域の魅力を改めて発見するとともに、地域を活性化し、新たな価値を創造するきっかけをつくることを目的としている。 「Reborn-Art Festival」の制作委員会には音楽プロデューサー・小林武史(委員長)をはじめ、中沢新一(

    アートと食の芸術祭「Reborn-Art Festival 2017」にChim↑Pomら国内外36組が参加
  • 美術手帖 2017年6月号 「Editor’s note」

    美術手帖 2017年6月号 「Editor’s note」5月17日発売の『美術手帖』 2017年6月号は、大山エンリコイサムの監修によるグラフィティ特集「SIGNALS!」。編集長・岩渕貞哉の「Editor's note」をお届けします。 『美術手帖』6月号 表紙 今号の特集「SIGNALS!」は、監修をアーティストの大山エンリコイサムにお願いしています。そもそも、この企画自体が大山の提案から始まっており、全篇にわたって彼のこれまでの活動や研究から、グラフィティ文化やストリート・アートにたいする問題意識までが反映されたものとなっている。 実は、大山氏とはちょっとしたエピソードがある。2012年に「REAL TIMES」という特集を「Chim↑Pomプレゼンツ」でつくった際、その表紙を見たニューヨーク滞在中の大山(少し協力してもらっていた)から、全面的な肯定ではない反応をTwitter上で

    美術手帖 2017年6月号 「Editor’s note」
  • 日本のガウディと呼ばれる男。建築家・梵寿綱インタビュー

    のガウディと呼ばれる男。建築家・梵寿綱インタビュー1983年、早稲田大学前にそびえる奇怪な集合住宅「和世陀」(わせだ)をつくった建築家・梵寿綱(ぼん・じゅこう)。アーティスティックな彼がつくる建物は、いまなお斬新で、生命力にあふれている。梵寿綱とはいったい何者なのか。彼の言葉を通して、その迷宮の扉が開く。 聞き手=編集部 自身の建築「和世陀」前にて Photo by Koki Sunada ──「和世陀」のイメージはどこから生まれたのでしょうか。 できあがったものを見ると、こうしたいと僕がイメージしていたように見えちゃうんだけど、そうではなくて。どんな建物も、事情があって、そうするしかないから、こうなった。ああしたい、こうしたいと言ってそのままできたものはひとつもない。 「和世陀」もイメージというより、自然とできたかたちなんだよね。6階建ての集合住宅をつくるということだけは決まっていて

    日本のガウディと呼ばれる男。建築家・梵寿綱インタビュー
  • ヴォルフガング・ティルマンスやアニッシュ・カプーアら200人超が団結、アートでポピュリズムに対抗

    ヴォルフガング・ティルマンスやアニッシュ・カプーアら200人超が団結、アートでポピュリズムに対抗アーティストや批評家、ミュージシャンなど200人以上が新たな運動体「Hands Off Our Revolution」を立ち上げた。 「Hands Off Our Revolution」公式サイトより 「Hands Off Our Revolution」は近年、世界各国で巻き起こるファシズムやレイシズム、セクシズムなどに対抗するための「国境を問わずにアートの革命的性質を称える同盟」。公式サイトでは、指針として以下のような文面を掲げている。 自由は授かるものではなく、勝ち取るものです。正義は与えるものではなく、求めるものです。どちらも戦い続けることで守られてきたものですが、今日のように私たちの手から失われそうになるほど不安定な状況に陥ったことはありませんでした。右翼ポピュリストによって脅かされた社

    ヴォルフガング・ティルマンスやアニッシュ・カプーアら200人超が団結、アートでポピュリズムに対抗
  • セクシーロボットに潜む人間の本能。空山基インタビュー

    セクシーロボットに潜む人間の能。空山基インタビュー1970年代より人体の曲線美とロボットを融合させた女性を描いてきた「セクシーロボット」シリーズで知られるイラストレーターの空山基は、これまでCDジャケットやグッズ、広告など多くの対象に、緻密な描写力や強いオリジナリティを発揮してきた。彼の表現欲求はどこから生ずるものなのだろうか?(稿は2016年6月22日記事の再掲です) 空山基 Untitled 2015 イラストボードにアクリル絵具 72.8 x 51.5 cm © Hajime Sorayama Courtesy of NANZUKA ──NANZUKA(東京・渋谷)で開催された「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」展では、マリリン・モンローをモチーフにしたペインティングに加え、等身大や1/3スケールの立体作品が展示されていました。「セクシーロボット」シリー

    セクシーロボットに潜む人間の本能。空山基インタビュー