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ブックマーク / animationbusiness.info (10)

  • 「【推しの子】」制作の動画工房 KADOKAWAが子会社化

    現在、大ヒット中のアニメ『【推しの子】』のアニメーション制作スタジオが、KADOKAWAグループに加わることになった。2024年7月11日、KADOKAWAは老舗のアニメーション制作会社動画工房の株式を取得、子会社化すると発表した。取得株式比率や譲渡金額などは公表されていない。 動画工房は1973年設立で50年以上の歴史を誇る老舗のアニメスタジオだ。従業員数 62名と業界では中堅規模となる。歴史が長い一方で、アニメーション制作全体を統括する元請制作に積極的になったのは、アニメーション制作数が増えてきた2000年代後半以降と比較的新しい。ヒット作には『ゆるゆり』、『月刊少女野崎くん』、『NEW GAME!』などがある。ファンの間では丁寧な作画で定評があり、人気も高い。 KADOKAWAが製作する作品を担当することも多く、ビジネス的には近い関係にあった。なかでも2023年にKADOKAWA

  • 東映アニメ、バンダイナムコ、ソニー・ピクチャーズが株式一部売却で上場維持

    東映アニメーションは発行済株式の約9.2%に相当する389万3300株を2024年3月に売り出す。放出するのは、バンダイナムコホールディングスが保有する311万3300株とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが保有する78万株。 2024 年2月27日から2024年3月4日までに売り出し価格を決定、国内はSMBC日興証券、海外はSMBC Nikko Capital Marketsが引受人となる。2024年2月15日の終値を基準にすれば、総額で660億円規模になる。 売り出しで流通株式は一挙に1.5倍以上に増える見込みだ。株式市場を通じた売却でなく、売り出しを選択したのは、流通株式が短期間に急激に増えることによる株価への影響を考慮したと見られる。 売り出しは、2022年4月に東京証券取引所が打ち出した上場株式の流動性確保のための新基準導入がきっかけになっている。東京証券取引所は市場区分を

  • ゲーム会社コナミがアニメスタジオ設立、ゲーム制作のノウハウを注ぎこむ

    ゲーム大手のコナミデジタルエンタテインメントが、アニメーション制作に格進出する。2024年2月3日、アニメーション映像制作を目的とした新組織「KONAMI animation(コナミ アニメーション)」の設立を発表した。 KONAMI animationは、これまでコナミがゲーム制作で培ったCG技術やノウハウ、制作環境をアニメーションに注ぎこむ。これまでも同社が開発してきたゲームには多くのアニメーション映像が使われてきたが、これらとは異なる格的なアニメ作品に乗り出すと見てよさそうだ。 そうなれば気になる作品だが、オープンしたばかりの公式サイトでは、“遊戯王カードゲーム25周年特別映像「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」”と“テレビアニメ『七つの魔剣が支配する』オープニング”を紹介している。 「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRON

  • 東京現像所が事業終了、未返却フィルム原版はTOHOアーカイブが管理

    東宝グループでフィルム現像や編集などを行ってきた株式会社東京現像所が、2023年11月30日に全事業の終了を報告した。1955年に設立の老舗企業が68年の長い歴史を閉じた。 事業終了の理由は、映像技術の大きな変化だ。東京現像所が長年、主要事業としてきたフィルム現像は、映像のデジタル化と共にほぼ姿を消している。劇場上映用デジタルデータ(DCP)制作や編集、ポストプロダクション、デジタル映像による色彩調整(DI)などに事業の軸を移したが、東宝グループの中では他企業と重複する部分もある。そこで現在の事業の多くを終了し、または関連企業に移管することで再編することになった。 DCP制作は、2023年3月31日にすでに終了している。そして映像DI事業、映像編集事業は11月30日で終了、12月1日よりTOHOスタジオに移管される。 そのなかで大きな関心が集めていたのが、東京現像所が顧客から預かっていたフ

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    batta 2023/12/01
  • バンダイナムコフィルムワークスがCGスタジオのアニマに出資

    バンダイナムコグループでアニメ事業を統括するバンダイナムコフィルムワークスが、CGアニメの有力スタジオであるアニマに出資した。2022年10月3日、バンダイナムコフィルムワークスが明らかにした。出資金額や出資比率は明らかにしていない。 今回の出資により両社は連携を強める。アニマはクオリティが高く、かつスピード感のあるCG 制作体制を確立する。そのうえでフルCG アニメーションの技術とサンライズの得意とする手描きアニメーションを組み合わせたハイクオリティなオリジナル作品の創出を目指す。 アニマは1997年設立で国内の老舗のCGスタジオである。東京と金沢のふたつのスタジオで130名余りの社員を抱える。多くの人気アニメのCGパートで参加しており、この分野では欠かせない存在だ。人気作品『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』のライブシーンで関係を築いてきた。オリジナル作品では『CAT SH

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    batta 2022/10/14
  • 総務省、アニメ製作における「局印税」を課題に

    総務省が放送局とアニメ製作会社などの取引の際に発生する「局印税」と呼ばれる慣習に関心を深めている。局印税は、放送局がアニメをテレビ放送にかける際に作品のプロモーション効果あるとして、収益の中から一定の割合の還元を製作・製作委員会などに求めるものである。 通常のアニメの利益は、出資金額の比率に応じて利益の分配をする。出資比率以上、あるいは出資金がない場合に利益を要求する慣習のなかで、優越的な地位の濫用が起きるのではないかと総務省は注視する。 総務省は近年、放送局と番組製作会社における取引の適正化を目指した取り組みを強化している。そのひとつが「放送コンテンツの製作取引適正化に関するガイドライン」の作成だ。ここで望ましい取引きのありかたを提示する。 大企業が多い放送局と中小企業が多い製作会社との間では優越的な地位の濫用による不公正な取引が起こりがちで、それを阻止する狙いがある。 2020年6月3

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    batta 2020/06/15
  • 全世界炎上中『プロメア』がXFLAGを熱くさせた理由 鵜飼恵輔プロデューサーに聞く

    2019年5月24日に全国195館規模で公開をスタートした劇場アニメ『プロメア』が、大きな話題を呼んでいる。スタートから111分、高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の新人・ガロと炎を操る〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオの戦いを熱さ全開で全力疾走する。見たこともない映像が次々に繰り出すのも見どころだ。 令和のはじまりに生まれた傑作は、『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の監督・今石洋之、脚・中島かずきと聞けば納得だ。アニメーション制作は、世界が注目するスタジオのTRIGGERである。 作は株式会社ミクシィのエンタテインメント事業ブランドXFLAGの一社出資で製作されている。なぜXFLAGは『プロメア』に賭けるのか? XFLAGの鵜飼恵輔プロデューサーに、なぜ作に関わり、何を目指しているのかを伺った。そのキーワードは、やはり『プロメア』の「熱く燃える」にあった。 [取材・執

  • 「君の名は。」北米興収2週目で3億7000万円 映画批評家の98%が高評価

    2016年8月に劇場公開、空前の大ヒットとなった新海誠監督の『君の名は。』が、2017年4月7日から北米公開となった。配給は日アニメ・映画を得意とするファニメーション(Fanimation)が担当、公開スクリーン数は311である。 初週末の興行収入は米国の映画興業情報サイトBOX OFFICE MOJOによれば181万3782ドル、日円で2億円近くとなった。週末興収ランキングは13位と、1000スクリーンから4000スクリーンで公開される作品が並ぶ中で大健闘となった。 なかでも1スクリーン当たりの売上の高さが特長となっている。『君の名は。』のスクリーンアベレッジは週末3日間で5832ドル。これを超えたのは、上位50作品のなかでは興収1位の『The Boss Baby』、第2位の『美女と野獣』(実写)、そして56館で公開した『Gifted』の3作品のみだ。 順調なスタートもあり、2週目に

  • 「君の名は。」世界で最も稼いだ日本映画に 世界興収337億円以上「千と千尋の神隠し」超える

    国内でも依然ロングラン公開を続ける新海誠監督の劇場アニメ『君の名は。』が、また大きな記録を作った。日映画の中で世界興行収入が、最も多い作品となった。 米国の映画興行情報サイトBOX OFFICE MOJOによれば、2016年8月27日の日公開から2017年1月8日までの『君の名は。』の日を含む全世界興行収入は、2億8101万2839ドルだった。日円で337億円を超える。(1ドル=120円で計算) これまで1位であった『千と千尋の神隠し』の2億7492万5095ドルを上回った。 『君の名は。』は、国内では1月13日にIMAX上映がスタート。1月14日、15日の国内週末興行ランキングでは再び2位に浮上、いまだ高い人気を誇っている。 また中国韓国、フランスで公開中、さらに北米公開も控えている。今後もまだまだ記録を伸ばすとみられる。 『君の名は。』の国内累計興収は232億円と大記録ながら

  • 「シン・ゴジラ」英語版タイトルは「Shin Godzilla」 10月に北米440スクリーン超で限定公開

    では大ヒット上映中の映画『シン・ゴジラ』が、いよいよ米国、カナダにも登場する。北中南米の配給権を持つファニメーション・フイルム(FUNimation Films)が、2016年10月11日から18日の北米限定公開を発表した。9月2日には北米版公式サイトもオープンした。 公開スクリーン数は440以上としており、主要都市で鑑賞することができる。各劇場は期間中にスケジュールを合う日程で上映するとみられる。 ファニメーションによる7月の配給権獲得の発表の際には、米国公開は2016年末としていた。当初の予定より繰り上がったかたちだが、これは日での大ヒットを念頭に話題性の高いうちに北米ファンの届けるとの戦略とみられる。前売券は9月9日より発売開始する。 またこれまで英語圏では『Godzilla Resurgence』のタイトルで紹介されることも多かった作だが、英語版タイトルが『Shin God

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    batta 2016/09/05
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