フィンランドのオウルにあるアアルトがデザインした製紙関係工場のサイロ。1985年に閉鎖後、廃墟化していたこの建築が再生への道を歩み始めた。photo_Ruiz Romero for the Oulu 2026 European Capital of Culture Foundation ヘルシンキからは北へ800キロ、フィンランド第二の都市オウルは、南北に長い国フィンランドのちょうど真ん中あたり、ラップランドとの境界に位置する。ノキアの本拠地があり、現在はヨーロッパのIT産業の拠点としても知られているが、ここに、アルヴァ・アアルトが手がけた工場やランドスケープがあることは、意外と知られていない。
