近年はイラストレーターの個展が増えてきた。これまでのギャラリーで行われてきた個展とは違い、企業が全面的にバックアップをするというスタイルである。 予算をかけて設計され、こわだり抜かれた展示──一見華やかで、動員も見込めそうに思えることだろう。ただし、そこには課題も横たわっている。 今回は、ネット中心で活動してきたイラストレーターが展示を行うモチベーション、そして展示企画の持つ課題について考えていく。 目次なぜ、絵描きは個展をやるのか?表現への探究心、プロダクトへのこだわり──イラストレーターが個展をやる理由現代においてイラスト個展を成功に導くためには、チームが必要不可欠個展は、金がかかる。そして、回収はさらに難しい数百万円のお金は、どこから出ているのか?個展の収益モデル 作家の取り分やギャラリーの取り分は?デスマーチ、トラブル、イベント対策……展示企画の課題作家ではなく、企画を立てるこれか
![イラストレーター個展の開催費用300万円は、回収できる? 令和の個展が抱える課題](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c35eefe0499552ff64d2c252399dafb3dd0c9200/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpremium.kai-you.net%2Fimages%2Fa%2F2024%2F08%2F818x%2F942af4909877171a443a94485a8a4e33.jpg)