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ブックマーク / premium.kai-you.net (15)

  • イラストレーター個展の開催費用300万円は、回収できる? 令和の個展が抱える課題

    近年はイラストレーターの個展が増えてきた。これまでのギャラリーで行われてきた個展とは違い、企業が全面的にバックアップをするというスタイルである。 予算をかけて設計され、こわだり抜かれた展示──一見華やかで、動員も見込めそうに思えることだろう。ただし、そこには課題も横たわっている。 今回は、ネット中心で活動してきたイラストレーターが展示を行うモチベーション、そして展示企画の持つ課題について考えていく。 目次なぜ、絵描きは個展をやるのか?表現への探究心、プロダクトへのこだわり──イラストレーターが個展をやる理由現代においてイラスト個展を成功に導くためには、チームが必要不可欠個展は、金がかかる。そして、回収はさらに難しい数百万円のお金は、どこから出ているのか?個展の収益モデル 作家の取り分やギャラリーの取り分は?デスマーチ、トラブル、イベント対策……展示企画の課題作家ではなく、企画を立てるこれか

    イラストレーター個展の開催費用300万円は、回収できる? 令和の個展が抱える課題
    batta
    batta 2024/08/10
  • キズナアイとは何だったのか? 「関わるのをやめようと思ったことも」春日望が初めて語る誕生秘話

    バーチャルYouTuber(VTuber)は「影の立役者」によって成り立っている。名前を知られることのないファンも存在としては大きい。しかし、名前の出ないスタッフ、演者たちは、まさに業界を裏で支える影の存在として、どこかに居続けている。 その必要不可欠な存在の中で、とても大きな貢献をしているのにも関わらず、表に出ることを当は望んでいなかった人物がいる。それは、バーチャルYouTuberのパイオニア・キズナアイさんのボイスモデル、春日望さんである。 2020年、とあることをきっかけにキズナアイさんに携わっていることを正式に発表。2022年にキズナアイさんはスリープ(無期限活動休止)をしており、先日から謎の生配信を行っている。 春日望さんはあの頃何を考え感じていたのか? キズナアイプロジェクトにどのように携わってきたのか? そして今、どんな夢を思い描いているのか? 独占インタビューを前後編で

    キズナアイとは何だったのか? 「関わるのをやめようと思ったことも」春日望が初めて語る誕生秘話
  • 「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力

    「インターネットのおもちゃ」というスラングがある。インターネット上で、人々のからかいの対象になること。例えば、VTuberである赤見かるびは配信で次のような印象的な言葉を残している。 ほんとにさみんな炎上のネタ好きだよね。って考えるとさ、誰かが炎上した時ってさ、インターネットであーぎゃー言うじゃん。 そうやって言うの楽しいんでしょ〔視聴者の〕みんな、実は。 いやすごいよ。〔VTuberやYouTuberは〕体張ってみんな。 かるびも思ったよ。みんながそれで笑顔になるならいいよって、思う。それで、おもしろいって。炎上ネタをいじって、おもしろいって思ってくれる人がいるならいいやって。 私、配信〔業〕を始めるときに、相当な、覚悟を決めたからね。 私はインターネットのおもちゃになる。それを覚悟して配信を始めたから。(赤見 2022、強調と〔〕の追加は筆者) VTuberをインターネットのおもちゃに

    「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力
  • なぜVTuber事務所「ライヴラリ」は崩壊した? 代表自ら語るその経緯

    『ライヴラリ』というVTuber事務所がある──いや“あった”と書くほうが、実態には即しているだろうか。 「今日は何の日」という動画でVTuber黎明期を彩った赤月ゆに。アダルトゲームや下ネタを臆せずくり出し話題をさらった月ひまり。「ものづくり」という特技が輝いた図月つくる。オカルト関連のトピックを仕掛けていった無月めもり──個性豊かで、今では珍しい動画中心の活動を展開していた所属タレントは、全員姿を消した。 そこに至るまでの道程は平坦とは言い難い。特に月ひまりは、クラウドファンディングの行く末が不安視され、ファンの中には返金をめぐって訴訟を計画する者まで現れるほどだ。公式声明も的確に発信されたとは言えず、混迷を極めた末に、ライヴラリはもぬけの殻となった。 客観的に見ても、まさに「VTuber運営の失敗例」である。ファンでなくとも、批判の矛先を向けるのも致し方ないだろう。 だが、失敗の

    なぜVTuber事務所「ライヴラリ」は崩壊した? 代表自ら語るその経緯
  • スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い

    スマートフォンゲームの中には、社会問題をモチーフとした作品がある。そしてそれは『リバース:1999』も例外ではない。 そのテーマを語ることはリスクを伴う。どのようなリスクが存在するのか。読みさえすれば納得していただけると思う。 まず最初に香港製作のSF映画『未来戦記』の話をさせてほしい。香港の会社、香港のVFXスタジオでつくられたSF超大作である作は、作中に出てくる「共産主義の脅威をメタファーとして描いた50年代のSFホラー映画」に対し、香港の名優ラウ・チンワンが「結末は自分たちで決める!」と啖呵を切る。 これは、香港の未来は自分たちで決めるという決意に他ならない。この話は、今からする『リバース:1999』の話と無関係ではない。 『リバース:1999』はスマートフォンおよびPC向けに配信されている世紀末タイムリバースRPGである。開発・運営は中国広東省広州市に拠点を置くBLUEPOCH。

    スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い
  • イラストバブルが勃興した10年と、陰りを呼ぶ7つの理由

    なによりこの10年は、イラストレーターの社会的な地位が大きく向上しています。 例えば2010年であればSNSのフォロワーが5,000人いればかなり人気のクリエイターと言えました。しかし今では、10万人以上のフォロワーがいるイラストレーターも珍しくありません。トップクリエイターであれば50万人、100万人といます。テレビに出てくるようなタレントよりもフォロワーが多い作家も沢山存在しているのです。 ”Reincaranimation” pic.twitter.com/mXOtNSuo1j — 米山 舞 Yoneyama Mai (@yoneyamai) December 29, 2023 なぜ彼らがここまでの人気を獲得できたかと言えば、先般の通り、市場におけるイラストのニーズが激増したことが要因です。 イラストの「惹き」の強さを社会が認知し、これまで人間のタレントを使う様な広告でもイラストに置

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    batta
    batta 2024/01/16
  • 韓国イセドルや桐生ココが切り拓いてきた、VTuberグローバル化の鍵とは?

    インターネットは国境や文化を超えて、すべてを繋げてくれるネットワークだと期待されてきた。 2023年、国やプラットフォーム、SNSごとの区分は強くなりつつある。この情報環境の変化は、VTuber(バーチャルYouTuber)にとっても無関係ではない。 2023年のVTuberシーンの振り返りでは、前編の記事に引き続き世界の動向を振り返る。 VTuberはグローバル化できるか? ANYCOLORにカバー、Brave groupの戦略 2022年は、VTuber業界にとって象徴的な出来事がいくつか重なっていた。まず、先駆者であるキズナアイの無期限活動休止が全界隈… 世界の潮流や事例を紐解きながら、未来の展望に触れていく。 目次VTuber流行から5年 「セカンドキャリア」という選択肢“匂わせ”という手法──ぺぺちにVShojo、VTuberたちの卒業ケースWACTORの世界的炎上に見る、グロー

    韓国イセドルや桐生ココが切り拓いてきた、VTuberグローバル化の鍵とは?
  • VTuber文化がタイで花開いた──黎明期から関わる日本人が語ったタイの文化事情

    の大手VTuber事務所として世界規模での人気を得るホロライブ。その運営を担うカバー・谷郷元昭社長も株式上場の機会に際して、北米圏や東アジアに次ぐ市場展開先として東南アジアへの注目を語るように、日とも文化・地理的距離が近い東南アジア圏各国での状況は見逃せないものとなっている。 そんな東南アジアにあって、世界中から観光客が訪れるアジアの人気旅行先としてもおなじみの国、それがタイだ。 特に首都バンコクは世界有数の都市として通りには多くのクルマやバイクが行き交い、昼夜を問わずマーケットは多くの店と現地人と観光客が入り混じる多様な人々で賑わっている。 様々な人々、そして文化が行き交うこの国でも今、日から始まったVTuber文化が盛り上がり始めている。 日でも人気を博した『2gether』はじめ、タイはBL作品の隆盛では知られているが、実は国産IP創出には苦戦している側面がある。果たしてV

    VTuber文化がタイで花開いた──黎明期から関わる日本人が語ったタイの文化事情
  • 「性欲をかき立てる」のは悪なのか? ガチで向き合うVTuberとAV

    「AVTuber」という、バーチャルYouTuber(VTuber)の一群が存在する。 読んで字の如し、アダルトコンテンツの発信を辞さないスタンスのVTuberである。その特性上、メディアにおいて、その存在がおおっぴらに語られることはほとんどない。 連載「バーチャルYouTuberアダルト大系」では、その語られざる存在を紐解く。 最終回の今回は、「AVTuberは何が特異なのか?」という点を掘り下げていきたい。 目次AVTuberの特異性 3つの特徴とはAVTuberにおける“生身の身体”という拡張性AVTuber収益の要は、ファンクラブ活動にありAVTuberとプラットフォーム BAN対策と隠語の進化より過激な配信は、FC2などアダルト向け配信サイトや自社開発colorful magic炎上による「AVTuber」の悪目立ち新たな双方向の模索 アダルトグッズ連動サービスの可能性胎内回帰

    「性欲をかき立てる」のは悪なのか? ガチで向き合うVTuberとAV
  • やさしいバーチャルセックスの始め方 バーチャル美少女ねむが語る

    性的行為を行う新しいかたち、バーチャルセックス。VR空間上で人々はどのように出会うのか。そして、バーチャルセックスの登場で社会はどんな風に変わっていくのか。 バーチャルセックス。 VR空間上で、ゴーグルやコントローラーを介して物理的には遠く離れた人間を相手に、一対一、あるいは複数で性的な快感を目指して性的行為を行う新しいセックスのかたち。コンピュータ相手のゲームではない。 だが、美少女アバターをまとった男性同士でバーチャルセックスを行うとは果たしてどういうことなのだろうか? セックス(性別)とセックス(行為)はどう繋がっているのだろうか? アバターのどこに欲情するのだろうか? そもそもどうやって触れることのできない相手とセックスできるのだろうか? そして、そもそもセックスとは何なのだろうか? インタビュアーを務めた難波優輝は、近年存在感を増し始めた「セックスの美学」研究者の立場から、セック

    やさしいバーチャルセックスの始め方 バーチャル美少女ねむが語る
    batta
    batta 2022/09/26
  • 若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察

    多くのインターネットユーザーが薄々感じているであろう、ネットカルチャーの変容。アニメからVTuberにトレンドが移ろいつつある現状を7つの観点から考察する。 「アニメ・ゲーム漫画ライトノベル」といえば、00年代から20年ほどにわたって続くインターネット・カルチャー内の共通言語として大きなハブとなってきた。 2000年代には、匿名掲示板2ちゃんねる(現「5ちゃんねる」)からニコニコ動画へと続いた中心軸に、はてなブックマークやmixiに個人ブログを加えたブログカルチャーを周縁に据え、 アニメ・ゲーム漫画ライトノベルは「インターネットを知らない奴ら」へのカウンターとオルタナティブ性を孕んだカルチャーという側面もあった。 特にアニメ作品への支持はとても強く、1990年代後半の第三次アニメブームを起点にして深夜帯にて放映されはじめたアニメ作品に熱狂的なファンが注目し始め、堅牢なファンダムが

    若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
  • 宗教2世ラッパーたちのリアル「ストイックなだけじゃない生き方をヒップホップは示せる」

    親に助け求め イジメ相談 親の目は死んでる 宗教の解決法、みんなでお祈り why? why? なんでそうなる? Lil 宗教 Jr. feat. 宏洋/Marukido 宗教とヒップホップ。あるいは、信仰とヒップホップ。これには密接な関係がある。 「ゴスペル・ラップ」「クリスチャン・ヒップホップ」というサブジャンルが存在するように、近年の米ヒップホップシーンで言えば、カニエ・ウェストのキリスト教信仰への傾倒とその楽曲への反映が真っ先に連想される。 そして、国内においてはラッパー・Itaqの名前が真っ先に上がるだろう。 幸福の科学の現役2世信者としてのスタンスを自身の楽曲、さらにはAbema主催の『ラップスタア誕生2020』において全面に押し出し、国内ヒップホップの多様性拡張への可能性を提示してみせた。 その一方で、宗教2世としての葛藤を吐露するアーティストもいる。幸福の科学総裁の実子・大川

    宗教2世ラッパーたちのリアル「ストイックなだけじゃない生き方をヒップホップは示せる」
  • 米山舞インタビュー 絵における「伝える力」を研ぎ澄ますには

    刻一刻とその在り方の変わる現在において、それぞれが独自の美術体系を成立させている現代のイラストレーターたち。この連載では群雄割拠のシーンを鮮烈に生きるイラストレーターにフォーカスし、現代におけるイラスト表現の可能性を探求しようと試みている。 同じイラストという表現に取り組んでいるにも関わらず、それまでに辿ってきた道、時代を切り取る視線、絵に込める哲学は個人によって大きく異なり、取材のたびにイラストレーションの奥深い魅力を再確認させられてきた。 近年活躍の幅を広げる若手と呼ばれる世代を中心に取り上げてきた連載だが、彼らにリスペクトしているイラストレーターは誰かと聞くと、ある一人の名前が挙げられることが多いように感じた。 飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する若手たちの遥か上の次元で独自のクリエイティブを展開し、気鋭のクリエイターたちからの羨望を集める超越的な存在、それが米山舞さんである。 アニメ制作

    米山舞インタビュー 絵における「伝える力」を研ぎ澄ますには
  • “観る幻覚剤”と話題 Netflixアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』は何がヤバいのか?

    自分のことだけを考えている時、君は自分しか寝るスペースの無い小さな部屋にいる。自分の考えから離れると、大きな家に引っ越せる。 (そうすると)人を招き入れられる。君も他の人も入れる広さだ。『ミッドナイト・ゴスペル』第6話より 4月10日。 こうも毎日コロナの影響で自宅に篭もっていると、日に日に自室の壁が全方位から押し迫ってくるような感覚に陥る。 最初は意気込んで始めた自宅での筋トレも長続きせず、余計なことを考えてしまう。“余計なこと”というのは、“どうでもいいこと”よりも少々厄介だ。 ”余計なこと”から解放されるために、瞑想初心者を音声でガイドしてくれる巷で人気のアプリを使って、瞑想にでも挑戦してみた。普段は雑に扱っている身体という容れ物をいたわり、頭は冴えきって最高の感覚だったが、これも3日で飽きてしまった。禅の道は険しい。 ダークウェブで活況を呈する「インスタント禅」なら堪え性のない筆者

    “観る幻覚剤”と話題 Netflixアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』は何がヤバいのか?
  • 米ジャズプレーヤーが解き明かす“J-POP”の正体、音楽的アイデンティティ

    グラミー賞ノミネート経験もある第一線のジャズミュージシャンであり、日のポップカルチャーの熱いファンでもあるパトリック・バートレイJr.はJ-POPの音楽的な特徴を誰よりも鋭く、かつ愛情を持って分析できるミュージシャンの一人だ。 数々の大物ミュージシャンとステージを共にする一方、自らが主宰するプロジェクト「J-MUSIC Ensemble」では多くのJ-POPやアニソン、ゲーム・ミュージックの楽曲を自らアレンジし演奏している彼。 幼い頃からの音楽の英才教育、そしてジャズミュージシャンとしての素養をもとに、J-POPやアニソンの成り立ちをさまざまな角度から分析してきた。 そこでKAI-YOUでは来日したパトリックのロングインタビューを実施。彼自身の生い立ちとアニメ愛をじっくり語ってもらった。 こちらでは、日音楽の持つユニークな特徴をパトリックに解き明かしてもらう。 淡谷のり子や坂九から

    米ジャズプレーヤーが解き明かす“J-POP”の正体、音楽的アイデンティティ
    batta
    batta 2020/04/07
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