私が担当している留学生の通訳クラスは、中国語圏の学生と「それ以外」の学生がほぼ半々で在籍しており、中国語圏の学生は日中・中日通訳を訓練し、「それ以外」の学生は日英・英日通訳を訓練します。「それ以外」の学生には英語の母語話者もいますが、多くは英語を使うそのほかの国々の学生です。 「そのほかの国々」の学生は、本当は自分の母語と日本語の間の通訳を学びたいのですが、こちらにそのメソッドがないことと、教員がいないこと、それにそうした通訳の市場が日本では極めて小さいこと、就職先も限られることなどから、仕方なく(?)日英・英日通訳を訓練しているのです。欧州やインド、あるいはアジアのシンガポールやマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマーなどの学生が多く、南米のブラジルやアルゼンチンの学生も在籍しています。 ただし、そうした「そのほかの国々」の留学生は、みなさん英語がとても達者です。もちろん英語
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