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2009年8月30日のブックマーク (3件)

  • 約束を破るメカニズム - 池田信夫 blog

    最近、麻生首相は「政権交代ではなく政策選択を」というようになった。たしかに政権交代は手段にすぎないので、それによって政策がよくなるのかどうかが問題だが、政権が交代しないとできないこともある。 沖縄返還の際の密約について、外務省はようやく元局長の裁判への出廷を認めた。これは民主党が「政権をとったら密約に関する公文書を公開する」といっているため、方向転換したものだろう。当ブログでも何度も書いているように、これはアメリカでは公文書が公開されているので、もはや密約でさえない。 ところが外務省は「アメリカが勝手に作ったメモだ」などという言い訳で密約の存在を否定してきた。密約を結んだ共犯者である自民党政権が続くかぎり、この明白な嘘をくつがえすことはできない。こういうときは、そういうコミットメントのない民主党が政権につくことによって、外務省との暗黙の契約を破ることができる。だから政権交代すること自体

  • 農政に見る民主主義の罠 - Chikirinの日記

    選挙前になると政治家って常に「高齢化が進んでる上に経済的にも苦しい、超かわいそうな農家を守り抜く所存でありますっ!」と言い出しますよね。 その一方で、マスコミが拾ってくる農家の声の中には、農政への批判も少なくありません。 というわけで、農業経済学がご専門の間正義東大教授がテレビ番組*1で使ってらした日の米農家に関する資料を見てみましょう。 <2007年 水田農家の所得等> 作付面積 農家戸数 経営主の年齢 総所得 年間農業所得 農業経営費 ha 万戸 歳 万円 万円 (10a)万円 0.5ha未満 59.1万戸 66.7 441.5 -10.5 16.9 1未満 43.2万 65.7 477.3 3.6 13.7 2未満 24.6 64.4 446.6 45.3 11.4 3未満 6.7 62.3 467.3 137.1 10.4 5未満 3.9 61.4 474.8 191.9 9.

    農政に見る民主主義の罠 - Chikirinの日記
  • 2大政党制の中での小党の価値〜デモクラシーを凡庸(ぼんよう)にしないためのスパイス - 木走日記

    いよいよ投票日まであと一日となりましたね。 今日は2大政党制の中での小党の価値について思っていることをまとめてみました。 デモクラシーの潮流は万事において凡庸であることである。 アメリカ人作家であったジェイムズ・フェニモア・クーパー(James Fenimore Cooper,1789年9月15日 - 1851年9月14日)は、その著作「アメリカの民主主義者」において、デモクラシーの質とその限界性を、"mediocrity"・凡庸(ぼんよう)という一言で言い表しました。 民主主義というものは平凡でとりえのないものなんだと。 ・・・ ・・・ ゲーム理論を思いついた人はハンガリー出身の数学者で近代コンピュータの父祖とも言われるジョン・フォン・ノイマンであります。 それを発展させたのは、アメリカ出身の数学者ジョン・F・ナッシュでありました。 まずはゲーム理論で有名なビーチのアイスクリーム屋の話

    2大政党制の中での小党の価値〜デモクラシーを凡庸(ぼんよう)にしないためのスパイス - 木走日記