著者プロフィール:山口揚平 トーマツコンサルティング、アーサーアンダーセン、デロイトトーマツコンサルティング等を経て、現在ブルーマーリンパートナーズ代表取締役。M&Aコンサルタントとして多数の大型買収案件に参画する中で、外資系ファンドの投資手法や財務の本質を学ぶ。現在は、上場企業のIRコンサルティングを手がけるほか、個人投資家向けの投資教育グループ「シェアーズ」を運営している。著書に「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」など。 2006年のノーベル平和賞の栄誉は、バングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏と、同氏が創設したグラミン銀行に贈られた。ユヌス氏の功績は、“マイクロファイナンス”の普及にある。 マイクロファイナンスとは、成長意欲のある貧困層に、自活のための小口貸出(平均5万円)を行なうもの。金利は月平均3%(年利20~25%)程度であり、途上国の闇金融の金利(年利100%程度)