橋下市長の慰安婦発言、米国は本当に痛烈批判しているのか?:伊吹太歩の世界の歩き方(1/3 ページ) 最近めっきり露出の減っていた橋下徹 大阪市長が、問題発言で物議を醸している。 橋下市長は5月13日、「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で、命をかけて走っていくときに、どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのは誰だって分かる」とコメント。米軍の司令官に対して「もっと風俗業を活用してほしい」と言ったとも発言した。その後、一気に橋下バッシングが始まった。 もちろんこの発言はあまりにも低次元で、一部で言われるように「話題づくり」にしては稚拙だ。彼の発言が批判されるべきものであることは間違いない。ただ、それ以上に、今回の騒動での外国、特に米国の反応を報じる日本メディアの報道が、皮肉にも日本メディアの問題点を見事にあぶり出した。 朝日新聞記者が行った、米国務省の報道官への質問 5月17日、