本州と北海道を結ぶ青函トンネルにある世界で初めての海底駅「竜飛海底駅」が、北海道新幹線の工事に伴って廃止されることになり、最後の営業日となった10日、多くの人が構内を訪れて別れを惜しみました。 青森県の竜飛崎近くにある「竜飛海底駅」は、昭和63年の青函トンネルの開通に合わせて開業した世界で初めての海底駅で、北海道新幹線の工事に伴い、廃止されることが決まっています。 最後の営業日となった10日は7本の特急列車が停車し、事前に申し込んだ鉄道ファンなど合わせて160人の乗客が海面下135メートルのホームに降り立ちました。乗客はガイドの男性から、幅80センチのホームが新幹線の通過に支障となるため駅の廃止が決まったと説明を受けると、記念に駅名標などを写真に収めていました。また、トンネルと平行して設けられた1000人分の避難スペースを歩きながら、湧き水との戦いとも言われた青函トンネルの工事について説明