伊東マンショの肖像 ドメニコ・ティントレット筆 イタリア1585年 ミラノ、トリヴルツィオ財団蔵 Fondazione Trivulzio-Milano 日伊国交樹立150周年を記念して、特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」(主催:文化庁、東京国立博物館、読売新聞社)が、東京国立博物館(東京都台東区)で開催されている。2014年にイタリア・ミラノでその存在が明らかにされ、大きな注目を集めた「伊東マンショの肖像画」の世界初公開となる。 天正遣欧少年使節とは、1582年に九州のキリシタン大名の名代としてヨーロッパに派遣された4人の少年を中心とした使節団で、伊東マンショ(1569?~1612年)は、豊後のキリシタン大名大友宗麟(1530~87年)の名代として、使節団の主席正使を務めていた。 使節団は、中国、インド、ポルトガル、スペインを経て、イタリアに入り、フィレンツェ、ロー