※○印は取次ルート・△印は取次ルートが僅かながら関わっている。この他にも出版社の直販流通ルートは多岐に渡る。 全出版物販売額の内、取次ルートは65%で残りは取次を経由していない 全出版物の販売額の内、取次ルートは65%で残りは取次を経由していないルートである。取次ルートは書店の力が削がれれば益々力が弱くなる。非取次ルートは物流コスト・売掛金回収コスト・販売促進コストが取次ルートに比較して多く掛かるのでローコストコントロールが必要となるが、利益額は取次ルートより大きい。 出版社に欠けているマーケティングに基づいたサプライチェーンマネジメントを確立し、販売額の向上と効率化を実現すれば、取次ルート以外のルートも可能性は大いに有る。読者の趣味趣向が細分化され、出版物購入の選択肢も多岐に渡ると当然販売のステージも書店ルートだけではない。 書店数が減少し、複合書店が多くなり店内の出版物シェアが少なくな
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