根っから数字が苦手なので、「統計学」なんて言葉を耳にしただけで無意識のうちに「拒否」という単語で武装してしまいます。 ところが、『統計学が最強の学問である』(西内啓著、ダイヤモンド社)を読んでみたら、気持ちが少しだけ変化しました。難しい計算や数式のかわりにエピソードなどをふんだんに盛り込み、統計学の基礎から重要性までをわかりやすく解説しているから。そしてなにより興味深いのは、統計学をビジネスに活かすための考え方が紹介されていることです。 データをビジネスに使うための「3つの問い」(59ページより) データ分析において重要なのは、「果たしてその解析はかけたコスト以上の利益を自社にもたらすような判断につながるのだろうか?」という視点だと著者はいいます。キレイな集計グラフを作ることのみを生業にしているようなコンサルタントなどから「解析結果」を見せられると「なんとなく現状を把握した気になる」もの。
![ミルクと紅茶の関係から推測する統計学の可能性 | ライフハッカー・ジャパン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3753df7884971a5f0b01ab2606c8ecbe3c318ec4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Flifehacker%2Fdist%2Fimages%2F2013%2F02%2F130212book-to-read.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)