インテルCPUロードマップのアップデート3回目は、モバイル向けである。ただし、1年半前に解説した第3回と異なり、Atom関連は別記とさせていただく。すでにインテルの中では、AtomはモバイルというよりもタブレットなどのMID(Mobile Internet Device)用途に大きく舵を切っている。一応ネットブック/ネットトップ向け製品もリリースしてはいるものの、一部の超小型ノートを除くと、ほぼCULV系製品で代替されてしまっている。 またAtom自体がMIDやネットブックを超えて、携帯電話機や組み込み向けに広く展開を始めているので、モバイルの枠でくくるのも適切ではないからだ。 モバイル向けNehalemの本命 Arrandaleは2010年1月に登場 2009年6月に掲載した第3回の記事では、Core 2系が上から下まで展開を済ませて、これに続いて「Nehalem」ベースの製品投入が間近
動画で体感するSandy Bridgeの“相対”性能:Intel Developer Forum 2010(1/3 ページ) 動くSandy Bridgeで「買う買わない」を考える IDF 2010ではSandy Bridgeに関するいくつかの技術セッションが公開されていたが、そこで共通するメッセージは「パフォーマンス」と「省電力」という2つの機能の関係だ。パフォーマンスを求めれば省電力でなくなり、省電力を強化すればパフォーマンスが低くなる。Sandy Bridgeでは半導体のパワーゲートの能力を向上させているので、そのまま利用すれば省電力なCPUとなる。加えて、省電力を進めればTurbo Boost Technologyの“伸びしろ”を大きくできる。これにアーキテクチャ全体に施した改良と、新しいベクトル命令セットである「AVX」(Advanced Vector eXtensions)など
「インテルが本気で自作の遊びに向き合った」――倍率可変のCore i7&i5が話題に:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ) 6月1日、インテルの新CPU「Core i7-875K」と「Core i5-655K」が複数のショップに入荷した。ともにLGA 1156に対応したモデルで、Hyper-ThreadingとTurbo Boost機能を搭載している。Core i7-875Kは2.93GHz動作のクアッドコアで、TDPは95ワット。価格は3万4000円前後だ。GPU内蔵のCore i5-655Kは3.2GHzのデュアルコアタイプで、TDPは73ワットとなる。価格は2万2000円前後。ともに在庫は潤沢だ。 2モデルの最大の特徴は、動作中にクロックを自動で引き上げるTurbo Boost時のクロック倍率を変えられること。Turbo Boost時、Core i7-875Kは標準で最大
台湾で開催されているCOMPUTEXにおいて、Intelは現地時間6月1日、「Atom」に関する一連の発表の中で、同社最小のプロセッサに関する大きな計画を発表した。Intelは、予定よりも早く、同社のネットブックプラットフォームに、さらに高性能なデュアルコアの「Atom」を追加すると述べた。また、予測されていたとおり、タブレットおよび超薄型ネットブック向けに特別に設計された、2011年初頭にリリース予定の次世代Atomプラットフォーム(開発コード名「Oak Trail」)を発表した。 Intelは、エントリレベルのデスクトップPC(かつてはネットトップと呼ばれていたカテゴリ)向けのデュアルコアのAtomを以前から出荷しているが、ネットブック向けにさらに高性能なチップを提供することについてはこれまで躊躇してきた。新しいプロセッサ「Pine Trail」をベースとし、2コアおよび4スレッド構成
Intelは米国時間5月24日、超薄型ノートPC向けの新しい低電圧「Core」プロセッサを発表した。 現在、この分野のノートPCのデザインを代表するのは、厚さが1インチ未満のAppleの「MacBook Air」やDellの「Adamo」である。どちらにも、標準のモバイルプロセッサよりも消費電力の低いIntelのプロセッサが搭載されている。しかし、Intelの最新プロセッサがターゲットとするのは、これらの高価でハイエンドな製品よりも価格帯の低いノートPCである。 Intelのバイスプレジデント兼PC Client Group担当ゼネラルマネージャーを務めるMooly Eden氏は、24日午前のビデオ会議において「同チップは、コンシューマ向けシステムの価格に適合する。非常に手頃な価格のシステムである」と述べた。Eden氏は、具体的な価格を挙げなかったが、コンシューマ向けノートPC市場では、画
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